先日、
「どうすれば英文の長文読解ってできるようになりますか」
という質問をもらって、
「簡単にできるようになるコツなんてありませんよ。
まずは基礎がしっかりすることが必要だよ」
と答えました、
という記事をブログに書きました(↓)。
そのときその子には言わなかったし、
その日のブログにも書かなかったことがあるので
ここで書いておこうと思います。
文法はしっかりしてきた。
それだけで長文がすらすら読めるようになるか。
いや、もうちょっと必要なものがあります。
どうすれば長文読解が得意になるか。
それは、
長文読解をたくさんやること
(練習として)
です!
なんでもそうではありませんか。
〇〇の力を強めるには、
〇〇を反復してやること、
これ鉄の法則ではないでしょうか。
だから弊塾では、
最近は
長文(教科書)の精読和訳
に力を入れています。
文法事項の先取りによって、
最近はそれができるようになりました♪
長文には、複雑な文もあります。
それらを読んでいると
子どもたちがよくひっかかるツボがあります。
例えば、
「and」をなんでも「と」と訳してしまうとか。
そうすると
次のような文で「???」となってしまいます。
I was born in New Orleans in 1977 and moved to Tokyo when I was in elementary school.
「私はニューオーリンズで生まれた、1977と移った、・・・???」
みたいな感じに。
そういうツボがいくつかあるので、
ときどき
時間を割いて
テーマを決めて解説をします。
・・・
andというのはね、
同レベルのものを、電池の並列みたいに並べるときに
つなぎに使う言葉なんだよ。
I ate toast and fruits.
なら、
「トースト」と「フルーツ」が同レべだね。
両方とも「名詞」というやつだね。
なら日本語訳は
「私はトーストとフルーツを食べた」
でいいよね。
じゃあ、先ほどの長い文は、何と何が同レべなのか??
(途中省略)
そう!
I was born in New Orleans in 1977 and moved to Tokyo when I was in elementary school.
was born(生まれた)とmoved(引っ越した)が、
同レべで、並列になっているんだね!
両方とも「動詞」だね!!
だから、この文は
「私は、(1977年にニューオーリンズで)生まれて、(東京に)引っ越した」
と、
まーそう言っているわけですなー!!!
・・・
みたいな感じに。
(実際にはここではほかにも「見取り図」を書いたりイラストを描いたりギャグを発したり、色々なことを総動員しています。)
こういうことは
やはり経験によって習得していくしかないものでしょう。
そういうことにも時間を割けるように最近はなりました。
いずれにせよ、
簡単にできるようになる「コツ」なんてないです!
基礎を積み重ねて
その上で
実戦経験を積み重ねて、
力がついていくもの。
たぶん何事も!
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