弊塾では
小学部の国語の授業で「三語短文」をやっています。
僕が考案したものではなく
先輩の塾長に教えてもらったもので、
3つの言葉を全部使って25字以内の一文を作る
というものです。
子どもたちも結構楽しく作ってくれ、
すっかり定着してきました。
ところでこれ、
もちろんまずは子どもが自力で作りますが、
そのあと僕も結構「推敲」に手を貸しているんです。
例えば、
生徒の作文 「・・・温暖する・・・」
僕 「えーっとね、『温暖』は、『温暖な』とか『温暖だ』という風に使うかなー」
生 「乗馬に乗る」
僕 「『乗馬』が『馬に乗る』っていう意味だよね。『乗る』っていう言葉がもう入ってるんだ。だから『乗馬』のあとにまた『乗る』っていう言葉はいらないんだ。『乗馬をする』っていえばいいよ」
生 「ゆいいつの在り方で・・・」
僕 「『在り方』って、何かの『よい姿』ってことだよね。ってことは、この言葉を使うときには、何かの、というのが前に大体つくかな。ドリルには・・・『政治の在り方』という例文が載ってるね。辞書には・・・『学校生活の在り方』とあるね(苦笑)。だから「何かの」っていう部分がほしいかな」
生 「ひなを育むを見に行く・・・」
僕 「『育む』は、『育てる』と同じ意味じゃん。そしたら、『育てるを見に行く』って、ちょっと変じゃない?」
という具合です。
他にも
さすがにつながってなくて意味が不明だねえ(笑)とか、
ちょっとこれだけだと考えていることが伝わらないかなあ、とか
逆に
要らない言葉は削るべきだ、とか
その場その場で色々なツッコミをします。
そして最後にはできた文を見て
楽しく笑わせてもらっています。
僕にとって楽しいひとときです。
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