「つらい高校受験を通して、キミは成長することができるんだ!」
「勉強ほどコスパのいいものはない!」(←スポーツとか芸能の世界で大成することに比べて、ということのようです。)
「そんな目の前の宝の山を、自分から振り捨てるなんて愚かなことだ」
「困るのは、キミだよ。知らんけど~」
「闇バイト、〇横キッズ・・・(勉強してないと、ああなっちゃうんじゃないの?)」
こんな発信をネットとかでして、
で、勉強しろと訴えている塾の先生を見ると、
なんかため息が出ます。
損得勘定
に訴えているのでしょう。
でも、合理的な思考で生徒に呼びかけているというよりは、
目の前に努力しない生徒がいて、
いらだっている先生の気持ち
の方が感じられてしまいます。
その気持ちは僕もすごーーくわかります。
でも、
熱い正論をかましたのに動かない生徒らを見て、またため息をつく指導者。
ああ悪循環・・・
言っていることは正論かもしれません。
(でも、ほんとうに正論かどうか・・・結構疑問ですよね。)
でも、いくら正論でも
嫌いで、いやなものはいやなのです。
体が動かないのです。
かつて勉強に苦戦する子の多い高校に多く勤務して、それなりの苦労を体験して、学んだことは、
人は、いても立ってもいられないくらい楽しいことか、やらないとやばいことになる差し迫ったことでしか、動きはしない
動かせはしない、
ということ。
そのどちらかに切実にがっちりハマらなければ、
生徒の、いや、人の心に響くどころか、
「はー、うっせえな」
で終わります。
損得勘定で動かそうというのなら。
僕は、そう思います。
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