僕は授業中の「姿勢」を重視する。
文字通りのからだの姿勢である。
ノートはもう片方の手でしっかり押さえろと言うし
鉛筆は持ち方が悪いと言うし
ひじはつくなと言うし
椅子に寄りかかっているなら
姿勢を正せ
椅子を引け、と言うし
結構うるさい方だと思う。
字も丁寧に書け
大きく書け
ノートをたっぷり使え、等と言う。
物事に向き合う「姿勢」が悪かったら
整っていなかったら
ちゃんとできるはずがないから!
でも
「姿勢」は絶対じゃない。
ほら、小学生たちだって、
真剣に問題に取り組んでいるときには
前のめりになっている。
脚とか崩している子もいる。
そんな子たちに
「姿勢をお直しなさい」
なんて僕は言わない。
よく
「まずは型から入ることが大事」
とか
「日本の伝統もみな型から・・・」
とか言う人がいる。
僕はその考え方、
半分疑っている。
正直言えばあまり好きになれない。
型だけびしっとしていて、
実は中身がないということが、
世の中よくあると思うからだ。

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