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「子どもにつけさせたい力」

この時代


これからの時代


何が大事な力なのか?


学歴?学力?教養?コミュ力?発想力?行動力?直感力?胆力?道徳心?マインドフルネス?音楽やスポーツ・アートの技芸・センス?ITのスキル?英語力?お金のこと?




いや、恥ずかしながら私はわかりません。




かつては


学校に勤める教師として、親として、大人として、


そういうことを熱く伝えなければ、


と思ったころもありましたが、


よくわからなくなったし、



「自分はとてもそんな偉そうなことを言える人間ではない」


と思ったので


ある時期からそういうことはやめました。


我が子にも。




私が江戸時代のマタギだったら、


我が子にいっしょうけんめい狩猟を仕込んだでしょう。


歌舞伎の家元なら、


歌舞伎を徹底的に仕込むでしょう。


我が子が食っていくことにつながる技能だから。



でも、今の時代私はそのような立場の人間ではありません。





自分の子どもたちには、


自分の頭とか力でこの世界を生きていってほしいから、


家では、


最低限の躾をして、


たぶん頑張る背中くらいは見せて、


あとはふざけていただけです。



必要なもの、好きなものは、


自分で見つけて、伸ばしていってほしいなと。







塾講師としては・・・


生徒たちに立派なことを語れないのは恥ずかしいですが、


伝えようとしてきた/いることがあるとすれば、


「何の役に立つかは俺はわからないけど、頑張ることは大事だ!」


ということですかね。




勉強なんて別に頑張れなくても人生大丈夫?


そうかもしれません。


いや本当に。




ただ、


もしかするとそれって、


世の中が平和で余裕のあった昭和・平成の価値観ということはありません?


とも思うのです。




地方が衰退し、


日本の国力が衰退し、


世界で気候変動が進行し、


話が大げさに感じられるかもしれませんが


これまで続いてきたものが容赦なく消滅し、


誰も答えを持っていない問題ばかりの世界でサバイバルしなければならなくなる

(その答えが、安定した大企業に就職する、でも、世界に飛び出していく、でもなんでも構いませんが)


そんな時代に、


まったりと生きることをそんなに勧められる覚悟はあるのかな、と。



若い時から頑張らずにきた人が、


大人になったら頑張れる保証はあるのかな、と。




さあ子どもたちよ。


今日もがんばろう。


明日も頑張って。


この古い人間たちを超えてってほしいのだ!


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