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「結果」はすぐには・・・

出ません。

申し訳ありません。

何言ってんだ、金取っているくせに。

テストで点を取らせられなくて、何がプロだ。

生徒のせいにするのか。

お叱りはごもっともで、申し訳なく思うのですが・・・

しかし現実はなかなか甘くないのです。

自分もそれなりの期間塾講師の仕事をやってきて、

英語と数学で、苦戦する生徒の根っこの原因みたいなものが見えてきました。


英語は、文法が入っていないことが一番の原因だと思います

初っ端のから出てくる、be動詞/一般動詞の区別。

これがよくわからないまま先に行くと(「Are you study English?」みたいな)、

あとはずっとふわっとした理解のままです。

昔は、「教科書さえ根性で丸暗記すれば点数はそこそこは取れる」というケースが多かったと思います。

問題を開けると、見慣れた文章があって、穴埋めのところに、覚えたとおりに「at」とか「in」とかを答えていけばいいという。

でも、今は定期テストでも初見の英文が出ます。

昔のやり方では太刀打ちできません。

長文を読むことに慣れている必要もあります(つまり「国語力」が必要だということ)が、それは文法の理解を少しずつ少しずつ、積み重ねていればこそできるものです。

ネイティブでもない我々が、「そんな文法の細っかいことなんか知らなくたって、文章はコツとか根性とかフィーリングとかで読めちゃうもんだよ~」なんてことは、ありません。


数学は、「式を作る」力の欠如が一番の根っこかなと思います

問題文を読む。そこから必要な情報を得て、文字を使って式を作る。

そこに踏み込めないと、もれなく「計算問題しかできない」子の出来上がりです。

連立方程式も、一次関数も、証明も、図形問題も、何もできません。

そのような子たちは、まず問題文を読まない(読めない)。

抽象的な考え方に慣れていない。

これは一朝一夕にそうなったのではありません。小学生を見ているとわかります。問題文をどれだけ読まないか。どれだけ、適当にでたらめな式を作るか。


その鍛え直しは、容易ではありません。

変なたとえで恐縮ですが、長年不健康な生活な生活を送ってこられた結果、生活習慣病に悩まれている方が、1か月そこいら、週2度ジムに行ったからといって、劇的にスリムになどならないようなものです(そんなジムがあったら逆に怖くありませんか?)。

小手先での対処は、申し訳ないですが困難です。

だから「補習」という形で時間を割いていただくことをお願いしているわけです。

さて、もう学調の結果も全部判明したはず。結果に向き合わなければ。


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