「自分たちはレベルの高いことをやっているのだ」
- orangejuku
- 2024年1月25日
- 読了時間: 2分
子どもたちに
つまらない問題をやらせたくない。
ちゃんと大事なことを問い、
考えさせ、
願わくば力がつくようなことをさせたい。
勉強に苦戦する子に対しても同じだ。
時間をつぶすための作業のような「プリント」などさせたくない。
たとえば英語なら、
僕は
作文、翻訳 + 音読
これしかさせていない。
時間も限られているし。
苦戦する子には
一文ずつ読ませ、ゆっくり進めていく。
一部の問題集にあるような
穴埋めとかの問題は
作業に近く、
人をばかにしているような気さえして、
生徒にさせる気になれない。
国語教育で有名な齋藤孝さんは、こんな風に書いている。
「自分たちはレベルの高いことをやっているのだ、と生徒たちが誇りを持つようにもっていくのが、教育者の仕事である」
「テキストは適度に歯ごたえのあるものがいい。フーフー言いながら読んで議論して一山越えると、爽快感がある」
「たとえば高齢者の英語教室で、『先週は一時間かけて二ページしか進まなかったのが、今週は四ページもできたね』と喜び合う充実感。今後、本格的に英語を使うことはないかもしれない。でも、使わなくたって、そんなことはいいではないか」
(齋藤孝『教育力』、岩波新書、2007)
中3もいよいよ残り少なくなってきた。
幸か不幸か
当地の「受験生」たち、
「入試問題に焦点を合わせた特訓」
とかが必要な子たちではない。
(ぶっちゃけ。)
しっかり
普通に(?)
まともな勉強をさせて
送り出したいと思う。

Comments