弊塾では英語に力をいれていますが、
単語
の練習や、語彙を増やす、強化する、その他の指導は、
現時点で、あまりやっていません。
英語の勉強といえば「英単語を覚える」じゃないの?
それをサポートしてくれないの?
と思われる方も多いと思います。
やっていない(あるいは「できていない」)理由を
まとめて書いてみたいと思います。
まず、
①時間がとれないこと。
単語を覚えてもらうのにかかる時間
(「家で覚えてこい」ということが、基本的にできると思っていません。)
確認テストのためにかかる時間
「不合格」の子の指導のためにかかる時間
・・・
弊塾は「毎日塾」ではありません。
貴重な週1時間を頂いて、
有意義に使って、
学力を上げようとしています。
単語を覚えるためにダラダラと1時間を浪費することはできません。
②単語よりも文法が大事だと考えていること。
英語は、日本語と語順が違います。
英語は、語順のルールが厳格です。
英語には、一般動詞とbe動詞があります。
・・・
というところから始まり、
色々な文法が積みあがっていくわけなのですが、
上に書いた基本中の基本が理解できていない子が、どれほど多いことでしょう。
そうなってしまうと、
単語を知っていたところで、
「僕は朝食を食べなかったのでお腹がすいている」
みたいな簡単な文でさえ、永久に正しく作文できません。
文法がしっかりすれば
単語をそのルールにあてはめて使えばいい。
文法がしっかりする前にたくさん単語を浴びせるのは、
英語をマスターする(つまり文法を理解する)上で
邪魔になる
とさえ思います。
③暗記は自力でやるべきだと思っていること。
①とも被りますが、
塾や学校や家庭教師の先生は、
「あなた」ではありません。
毎日24時間付き添えるわけもないし、
影武者にもなれません。
少なくとも僕は。
塾屋が言うのもなんですが、
用語や単語を暗記して覚えるなんて、
自力でやれなくてどうするのでしょうか。
大事な(でもないがしろにされやすい)「基礎」は、
徹底的に教えます。
僕なりに学びへのモチベーション付けもします。
そこから先の「枝葉」あるいは「応用」は、
自力でやるべきです。
それでこそ伸びると思うんです。
なぜなら、
教師が「あれをやれ、これをやれ」と指定することは、
生徒の勉強に「上限」を設けていることだからです。
一応付け加えておくと、
語彙増強の努力を何もしていないわけではありません。
「毎日音読」で、
教科書は何回も読んでもらっているし。
高校部では、
毎回授業の最初に英単語のテストをしています。
でも
中学の授業では、
上のような理由で、単語のテスト等はほぼやらなくなりました。
そんな今の方が、
英語の成績は着実に上がってきたと思っています。
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