数学で、
図形の証明問題を解くときには
面倒だけれど、
図形を描き写してもらっています。
テキストの図や余白に
ちょこちょこ書き込むのは当分禁止!
写したら、
問題文をチェックしながら、
「等しいマーク」「平行マーク」
をつけていきます。
材料がそろったところで、
証明を書き始めなければならないことは、
言うまでもありません。
「右の図のようなAD//BCである台形の辺AD, BC上に、AE=CFとなるような点E, Fをとる。対角線ACとEFの交点をMとするとき、△AME=△CMEとなることを証明しなさい。」
このような問題が書いてあったとして、
それをハナから読んでいない子が
なーんと多いことか!!
と、これまで感じてきたからです。
問題に添えてある図しか見ない。
「AE=CF」って、書いてあるじゃん!!(憤)
ADとBCは平行って、書いてあるじゃん!!!(泣)
そういった情報を、脳内を通過させて、
見える形にしないと。
何よりも、
ゴチャゴチャと文の形で書いてある内容を、
なんとかして手繰り寄せて把握しよう、
という姿勢を身につけないと。
今はまさに映像の時代。
音楽も、アートも、人との交流も、教養も、教材もすべて、
美しい、エモい、迫力ある、わかりやすい、至れり尽くせりなほど気の利いた映像によって
提供される時代。
それに慣れた今の子どもたち。
悪いこととは言いませんが、
その一方で、
ひょっとしてですが、
おおげさな話かもしれませんが、
「言葉」が退化してはまずいことになるな・・・
と、うっすら思うのです。
Comments