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【「教育」】当たり前なわけはない。

かつて



人間の長い歴史の中で、



「教育」(「学問」と同じ意味でここでは使います)は、



上流階級だけのものであった。






大多数の人々は文字を知らずに生涯を終えた。



そんな余裕もなかった。






19世紀ごろから多くの国で義務教育が行われるようになった。




働き手の子どもを学校にやることを、



はじめは庶民の方が嫌がった、



巡査とかが強いて学校に行かせた、



という話が多く伝わる。






それは何も国のエラい人が



人類愛✨



に目覚めたからではないだろう。



(そういう思想の側面もあるとは思うが。)





他国に対抗できる近代国民国家を築くために、



国民全員を



ある一定以上の有能な働き手・兵士として



動員できるようにすることが必要だったからであろう。





西郷さんに聞いても



大久保さんに聞いても



そう答えるだろう。








こうして学校が誕生し、



子どもが小さいうちは



無償で教育してもらえる、というのも



当たり前になった。







当たり前?










当たり前なわけないじゃん!



本来。





何も



皆さんお金を払って塾に行きましょー、



なんて言いたいのではない。






人間が築き上げてきた知の遺産、



宝物、



そしてかつては権力の源泉そのものだった、



教育。








そんな大事なものが、



ただ座って、



お口開けてりゃ優しく入れてもらえる




それが当然なわけはないじゃん!









不公平・不平等も、



そりゃあるでしょう。








みんなが豊かになれる時代が終わり、



格差社会になり、



教育の格差も容赦なくむき出しになりつつある現在、




それでもまだ



平等



義務教育



無償教育



の幻想(?)は力をもっている。





制度もある。



チャンスだってある。



平安時代とは違う。







別に子どもたちにこんな話はしないけれど、




この時代にまわってきた



せっかくのチャンスなんだ。




がんばろうよみんな。






がんばらせましょうよ



保護者の皆様。



 
 
 

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