昔、僕がバンドマン(もどき)だったころ、
「不まじめでみんなから爪はじき者にされているロックもしくはジャズの(天才)ミュージシャンが、楽器をもってセッションを始めるとワオワオワオ、みんなの度肝を抜くような神演奏を展開し、まじめ~に音楽をやってきた上品ぶった人たちは黙るしかない」
みたいなストーリーに憧れていました(苦笑)。
で、翻って自分を見て、
これは天の授けた才能が少ないのかとか思ったり、
いや、もっと自由にやるべきだ、と思い込み
無理にぶっ飛んで寒いことをやらかしていました(苦笑するしかないですが💦)
ロックもジャズも、確かに「教科書」のない音楽ですが
その世界の「天才」たちがポッとやってみせた「神演奏」は、
やはり、
「練習」
の賜物だったはず、と気がつくまで。
もしくは
そこまでに経験してきた「本番」という名の「練習」の場数の多さの結果。
それに尽きるでしょう。
「練習」の肥やしが多ければこそ、
ライブの場で、常識を覆すような「奇跡」も生まれるのであって、
普段から何もやっていない人にそれはできません。
・・・・・
今日、明日と大学入学共通テスト。
全国で約49万人(現高3生の45%)が受験するとのこと。
一方、私事ですが
僕の息子(高2)は部活の県大会が明日とのことで、
今日浜松に出かけていきました。
相変わらず飄々と出かけていきましたが、
息子は息子で
「相変わらず何も言わねえさっぱりした(?)親だな」
とか思っているかもしれません。
本番直前の人にかけてやる言葉って、僕ないんです。
昔から、苦手なんです。
気を引き締めていけ?リラックスしていけ?
気持ちの持ちようは、僕自身だってわかりません。
それとも、会場への道を確かめろ?ホッカイロをもっていけ?
気の利いたことは、大体誰かが言ってくれています。
大体、本番の直前になんか言われて
なかった力が発揮されるなんてことはないでしょう、
とか考えちゃうんです。
何かの戦いに臨むのなら、
「そんな相手など(ある程度)余裕で凌駕できるくらいのバリバリの実力を、勉強に勉強、練習に練習を重ねてそれまでにつけること」
それしかないんちゃうの?
そこまで練習したなら、
そうは不安にはならないし
腹もくくれるし
失敗も本当に悔しく思えて次につながるでしょう。
そう、僕は思います。
え?
現実、そんなに余裕な戦いばかりではない?
もちろん、そういうことも往々にあるでしょうね。
魔法の言葉はないですが、
せっかくですから、
ここまでやった自分の実力を存分に発揮してあげてくださいな。
自信がないなら、
僕の経験で言えば、
直前までなりふり構わず参考書とか単語集を見て
知識を詰め込むといいですよ。
不安に思う暇をなくしてくれます。
気の利いたことを言えずに申し訳ありませんが
受験生の皆さん、健闘を祈っています。
がんばってください!
Enjoy !
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