【勉強の得意不得意】遺伝か、環境か。
- orangejuku
- 2024年2月24日
- 読了時間: 2分
勉強の得意不得意は、
遺伝によるところ
環境(≒家庭)によるところ
どちらが大なのか。
「先生」には、
どちらかというと
「環境」説の人が多い気がします。
家庭での小さい時からの
コミュニケーション
会話
絵本の読み聞かせ
習慣
そういうもので「賢い子」は育つんですよ。
子どもが生まれてから今まで、過ごしてきた時間の何%が「家庭」ですか?
塾の先生が与えられる影響なんてごくごく少しですよ?
私の経験からして、やはり「家庭」ですよ。
・・・
そういう先生が多い気がします。
一方で、
近年急速に進歩をとげている行動遺伝学の知見は、
遺伝の方が大きいことを示しているそうです。
「行動遺伝学者の安藤寿康さんによれば、学業成績の個人差の要因はざっくり、遺伝が50%、家庭環境(親の社会的経済的地位など)が30%、その他(先生との出会いのような偶然や本人が変えられる要因)が20%。」(※)
だそうです。
(※「塾と教育」2024.2月号 おおたとしまささんの連載より孫引き)
どちらとも
感覚的に正しい気もして
甲乙つけがたい気もします。
ところで
遺伝にしても環境にしても
結局は「親ガチャ」ってことでしょうか?
そういえば、
20%の「その他」
は?
僕はそこに、
いわば希望を見出したいです。
親の影響というのは避けられないものですが、
仮に思い込みだとしても、
「別に親に関係なく、自分で好きなものを見つけたし、自分で努力して伸ばしていったぜ俺/私は」
と思って大きくなる方が
その子にとってハッピーじゃありません?
僕はそう思うのですが、どうでしょう?
親として
そして教師として、
そういう「偶然」とか「本人」の努力を
後押しできれば、
と思ってやってきた気がします。

Comments