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こんな50代になりたい。

5月2日、土曜日。



僕は疲れ切って帰宅した。



やっとゴールデンウィークだ。



4日間休みだ。



そんなその日、家族(妻と娘)は出かけていた。



よし独身貴族!ひゃっほーい!!!



とはじける気力と余裕(と時間)もない僕は、



とりあえずビールを飲みながら、録画してあったテレビ番組を一つ(正確には2回分)見ることにした。






一ヶ月くらい前の「EIGHT JAM」という音楽番組。



パンクバンド、Hi-STANDARD(ハイスタンダード、以下ハイスタ)のメンバー3人が出演して、インタビューに答えていた回である。



前編と後編、2回にわたって放送されたものだった。





・・・・・





ハイスタは、僕はヘヴィメタル雑誌に紹介されていて知った。



名前の通りハイスタンダード(高水準)な演奏ではないが、明るく楽しい音楽だ、と好意的に紹介されていた記憶がある。



聴いてみると、最高だった。



そしてあっという間に世間に広まった。




ライブにも行った。演奏開始のとたんモッシュ(音楽にあわせて客が暴れ踊ること)が始まり、その勢いはすさまじかった。初め楽しんでいた僕も、2、3曲くらいで



「やばい、このままだと息切れて踏み潰されて死ぬ」



と恐ろしくなり、会場の端に避難したのは強烈な思い出である。





ハイスタの存在感は大きかった。



「はじめてのチュウ」をコピーする高校生や大学生を何組見たことか。




僕はコアなファンではなかったが、



自力でレコード会社やフェスを運営していること



東日本大震災を機に再始動したこと



一切の前宣伝なしに突然新曲を発表し、ファンを驚喜させたこと



などは当然知っていた。






2023年、ドラマーの恒岡章さんが急死してしまったことも。





・・・・・





番組の前編は、見ていて心躍った。気持ちが高ぶった。



3人の若者が、手探りで(レコード会社に直で電話をかけたりとか)、やりゃあいいじゃんの精神で、どんどん道を切り開いていったこと。



自分たちで会社を作り、お金や法律のことも勉強し、それが当時音楽業界でいかに革命的だったかということ。



すげー



かっけー



僕なんて20代何もしてなかったなあ・・・と思った。







後編は、つらい話続きだった。



全力で駆け抜けたがゆえに疲弊していったこと。



メンバーが心身のバランスを崩し、活動休止を余儀なくされたこと。



メンバー間に亀裂が入り、長く音信さえ不通だったこと。



そしてまた始動し始めたにもかかわらず、ドラマーの恒岡さんが急死してしまったこと。





涙なしに見ることができなかった。






にもかかわらず、



残った2人のメンバーは、新しいドラマーを正式メンバーとして加入させ、ハイスタを続けていこうとしていた。



酸いも甘いもあったこれまでを乗り越え、絆をじんわりと再確認していた。




「20代30代を家族のようにすごした奴を、好き嫌いの一言で片付けられないですよ」



「ライブ中に聞こえてくる健ちゃんのギターの音がほんと好きで」





人生どう転ぶか、どこに流れていくか、わからないものだなあ、と思った。







それにしても、横山健さん(ギター)イケオジだなあ、と思った。



※もちろん難波さん(ボーカル/ベース)もかっこよかったが。



笑顔は柔和で、話しぶりは落ち着いて、理知的な感じだった。



ステージ上で飛び跳ねている短パンのパンク兄ちゃんのイメージしかなかったが(笑)、



歳重ねるとこんな風になるのか。



かっけーわー。




それが今回一番印象的だったことかもしれない。






・・・・・






ゴールデンウィークも後半ですね。



どうぞ楽しいお休みを♪




追記:



先ほども書いたとおり僕は、「にわか」勢ではないけど、ハイスタのコアなファンではないので、ファンの方にとっては無知・無神経・不快に思われるようなことを書いてしまったかもしれませんが、もしそうだったらどうかご寛容ください(_ _)




 
 
 

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