この地域の子どもたちの英語力の向上に少しでも貢献したい。
- orangejuku
- 1月22日
- 読了時間: 3分
弊塾では、
小学生段階からの英語を開講していません。
今のところ。
マンパワーの問題もありますが、
「英語よりも国語(算数)」
と思わざるを得ないからです。
だから、
学校と同じく中1の4月からスタートすることになります。
まったくの日本語ネイティブの田舎の子たち。
「そうは言っても、小学校でもやっているし、なんだかんだ生活に浸透してるでしょ英語は?」
と思われた方は、
都市部のインテリさんなんだと思います。
(以下は、個人差はありますが、)
まず「way」が読めません。
読めない単語だらけです。
「ワ行にエイの音をくっつける!」と言っても、
「ワ…エイ…?」
「エ…エイ…?」
という子続出。
(まあこれについてはコツがあります♪)
「ウェイ」という発音を口で教えても、
カタカナでうまく表記できない子もたくさん。
「ワエイ」とか「ウェエイ」とか書いたりします。
無理もありません。
もともと日本語にない音ですから。
「ウに小さいエって書いて、それからイと書くといいよ」
と教えることもよくあります。
「ローマ字」と、英語のABCの違いがわからず、
バスを「basu」と書いたり、スクールを勝手に「sukuru」と書くこともしょっちゅう。
文頭や固有名詞の最初が大文字でない
こともしょっちゅう(なかなか直らない)。
ちょっと先に行くと、
語順の感覚を身につけるのがまた大変。
どうしたって日本語の語順で考えてしまうのです。
Do you in the band what play?
なんて文を作ることはもう
ざら。
思い返すと、一年生の一学期はなかなか
カオスでした。
あ、僕はカオスに陥ってはいないです(笑)。
これをやったら次これ、
ということについては自信をもって教えています。
でも、先に進むのをやめて
同じことをもう一回、というときも何度もありました。
保護者の方から、「家で作文の課題をやっているけど、パニックでべそをかいている」という相談をいただいたこともありました・・・
じゃあ、そうならないように、
小学段階からやっちゃった方がいいか。
今のところ僕はそう思いません。
異なる世界との遭遇に伴うカオス(個人差はありますが)を、ちゃんと経験するべきだと思うからです。
カオスに耐えること数か月、
マグマが冷えて固まってきたかのごとく、
しっかり英語の基礎が固まってきたと僕は思えます。
信頼できると感じます。
中学の途中から(「ヤバくなってから」)
追いつくことも
もちろんがんばれば全然できますが、
なるべくなら
中1の最初の時点から
じっくりと始めてほしいなあ・・・
近隣の中学の
学調での英語の学年の成績(平均点など)を見ながら、
そんなことを思う坂内です。

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