先週、小学生のYが
国語の時間に
「改善・貴族・痛快」の3語を使って書いた作文☟

僕が、細かいところながら
「おっ?!」
と思った箇所が一つあります。
それはどこかというと・・・
「貴族の一人」、というくだり。
「~の一人」と書いたところです。
「貴族」という言葉。
「族」という字がついている通り、
たぶん本来は、
「~な人たち」という、集団をあらわす言葉じゃないかと思います。
試しに「小学館国語辞典」を見てみると、
「身分の高い家がらや、その人々」
とあります。
実際には
「彼は貴族だ」
という具合に、個々人も指して使っていますが、
少なくとも、本来は「軍隊」、「大衆」、「警察」などの「集合名詞」の一つであり、そのニュアンスを残している言葉
じゃないかと思うんです。
この子は作文の際に
無意識に
「貴族の行いを・・・」
と書くのがどうも違和感があると感じたのでしょう。
そして
理屈はともかくとして、
「貴族の一人の行いを・・・」
としないと変だ!
と思って
このように書くに至ったはずです。
この繊細な感覚がどれだけ大事なことか。
もちろん本人に対しても激賞しました。
(理屈までは言っていませんが。)
言葉の感覚は、インプットはもちろん、
使えばさらに磨かれるものだと思います。
ゴシゴシ磨いてまいりましょう!!!
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