「忠告を求める者は目先きがきかず、与える者は僭越だ」
ゲーテはこう言ったそうです。
(『ゲーテとの対話(中)』岩波文庫、1968)
超訳すると、
「アドバイスを求める者は自分での考えが足りていない。アドバイスしようとする者はごう慢だ」
という感じでしょうか。
僕は人にアドバイスを求めることがあまりありません。
「研修」や「講演会」に行くこともあまりしません。
昔は
むしろよく出かけて行って、
一生懸命メモとか取っていたクチですが・・・。
その理由は、まず、
時や場所・背景が違うと、こちらの状況にうまく合うことがあまりないから。
たいていは
「ためになった✨」
・・・という気分だけで終わることが多かったです。
もう一つは、
手軽に答えが得られると思っちゃいけない
と思うから。
アドバイスを受ける前に
自分で考え抜くべきだと思うから。
可能な限り
自分(たち)で答えを見つけるべき。
「すごい」と思う人はいっぱいいて、
アドバイスも得ようと思えば得られます。
でも、
そういった人たちは、自分で考え抜いて、自分で道を切り開いた人たちだと思うのです。
そういった人たちの熱量
思考の量
行動量
を考えると、
「アドバイスを受けるレベルに達していない」
とたいていは思わざるをえません。
ろくに自分で考えも行動もせずに
軽々しくアドバイスを求めるなんて失礼でしょう。
結局のところ、
僕がアドバイスを求めるのは、
①特定の事案について
②自分なりに調べ抜き、考え抜き、やってもみた結果、
というところでしょうか。
子どもたちに対しても
もちろん最初は教えなければならないし、
固まっている子には
「わからなければ質問を」とは促す必要があるので、
さじ加減が難しいところではありますが、
やはり
「自分で考え抜いてから」
そこが基準ですね!
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