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カッコよさの源。

「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」(※)というマンガをご存じでしょうか?

※原作・草水敏、漫画・恵三朗、単行本は集英社から





最近はまって読んでいるんです。


僕は読むのが遅くて、子どもたちの方がすいすい読んでしまっていますが・・・




「医療もの」「病院もの」のマンガですが、


あまり世に知られていない存在と思われる「病理医」(恥ずかしながら、僕は知りませんでした)たち、を主人公に、


ドキドキハラハラ、マニアックではあるけれど感動の話が展開します。






色々な見方から楽しめると思うのですが、



僕はこのマンガの(サブ)テーマは、



プロ(職人)への賛歌



ではないかと思いました。






深く広い(というか膨大な)知識が求められる主人公たち



その周りの医師たち



患者



自分の「こだわり」「専門」「スキル」を発揮するとき、



というのがカッコよく描かれているように思ったのです。





「ダメな奴だったけど、追い込まれてついに自分のスキルを発揮した」



「死を前にして最後に己の魂をさらけ出した」



なんてのも含めて。












まあ、マンガ、フィクションではあります。





でも、そういうものじゃありません?





その人が長年築いてきたスキルや専門性や知識って、その人の




誇り



気概



自信



信用



生きる力



尊厳



価値



すごみ



カッコよさ




そんなものの源ではないでしょうか。









文筆家の松浦弥太郎さん(このブログで何回目かの登場ですが)は、



そういう専門性やスキルを



「熟知」



と表現しています。







検索で得た薄っぺらな知っているつもりの情報ではなく、


好奇心をもち、労を惜しまずに研究し、行動し、蓄積した情報。




何かについての人一倍、あるいはとてつもない知識。




クリエイティブの源。




人を「ひとかどの人間」たらしめるもの。(多くの人はそこまでしないから。)




人を感動させる力をもつもの。







「好きなことに打ち込んでいればOK」


という単純な話とは少し違うかもしれません。




松浦さんは、かつては欧米のアートブックを扱う本屋をやっていて、


「自分に探し出せない本はない」と思っていましたが、



インターネットが普及すると、「僕だけが熟知していたことを誰でも知ることができる状況」に変わってしまった、と書いています。




「だからつねに、自分の熟知の先を見極めておかないといけないと思うのです」、と。

(出典:松浦弥太郎『いちからはじめる』、2021)







だからまあ、甘くはありませんが、




薄っぺらな大量の情報がますます溢れかえるようになった今、



そんな今だからこそ、




ちゃんと考えることができて



何かについてちゃんと知っていて



自分の見解をちゃんと持っている人は、



情報の海に溺れずにサバイブする力をもつだろうし、



絶対カッコいいはずだと思います!



 
 
 

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