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コントロール願望(の罠)

orangejuku

ここ数か月、


(こういうと失礼ですが)「トロい生徒」、


にイライラしたり声を荒げることをやめるようになりました。




「なんて人間の小さな教師なんだ(だったんだ)?」


と思われるかもしれません。


それは弁解しません。


お恥ずかしい話です。





でも、


往々にして教師や大人は、


「トロい生徒」や子どもにイライラしたり声を荒げたりします。


暴言を放ったり、


中には暴力をふるったりすることも少なくありません。



共にビジネスをする仲間や部下がトロいなら、まだわかります。


自分が損害を被るかもしれないから。


(身もふたもない言葉を使って申し訳ありません。)



でも、子どもを相手に、なんでイライラしてしまうのだろう、


そんなことを最近考えていました。






そして、仮説。





たぶん、


それは「コントロール願望」なんだろうな、と。


人にはそれが抜きがたくあるんでしょうね。



子どもが自分の言うことを素直に聴いてほしい


自分のイメージ通りに「伸びて」ほしい



そうならないケースに直面すると、


自分の思い通りにならないから腹が立つ。


自分の沽券に関わるように思え、腹が立つ。


そんなところではないでしょうか。


あくまでも仮説ですが。





コントロール願望は、人の本性かもしれない。


でも、それがいい結果をもたらすことは、


ゼロとは言いませんが、


(例えば、大勢を指揮して戦わなければならない軍隊の指揮官とか、


とても高い目標に生徒を導くことを使命とするある種の先生とか)



・・・多分ほとんどありません。





私もまだまだ未熟なので、


気をつけなければなりませんが、




「トロい生徒」で、


勉強の重要さにまったく気がついていないならば、


そもそも塾になんか来ないでしょう。



塾に毎回ちゃんとくるだけで尊い。


補習にも毎回ちゃんとくるだけで尊い。



それをゆめゆめ忘れないようにしたいと思います。


 
 
 

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