デジタルVSアナログ?
- orangejuku
- 2020年5月16日
- 読了時間: 2分
オンライン授業に入って1か月が経ちました。
既にいろいろな人が言っていますが、オンライン授業が導入できれば万々歳なんてことは全くありません。(もちろん、これで本当に助けられたことはいうまでもありません!!)
むしろ不自由だらけの中で、どのように効果的に使えるか(そして生徒の力を上げることができるか)に知恵を絞ってきました。
とくに多少人数がいるクラスでは、工夫を考えざるを得ません。
例えば中3の数学では、自習(自分で問題を解き、丸付けし、直し・・・)をメインにしましたが、自習だけだとどうしても緊張感がなくなります(みんな私の予想以上にとてもがんばって自習していましたが)。
そこで、
①あるところまで解き終わった生徒には、私が「力試し」の問題を与える
という方法を考えました。その問題は、
②私が紙に書いて画面にバーンとかざす
という超原始的な方法で生徒に提示することにしました。しかし、答えは口で言ってもらうしかない、となると、答えが他の生徒に聞こえてしまいます。そこで、
③人数分(同じレベルの)違う問題を用意
ということにしました。授業終了後には、その日のノートを写メで送ってもらい、
④私が添削の写メや動画を撮って返信
・・・と、まあそんなことをしています。これぞ(かっこよく言うと)デジタルとアナログの融合?!
ご家庭のプリンタとか、PDFとか、チャット機能とか、はたまたチェックペンとかを併用すれば、もっとスマートに行くのでしょう。でも、ご家庭の設備(プリンタとか。そもそもそれが無いご家庭も多いですし)にこれ以上迷惑をかけたくないし、さらなる機器の操作で生徒をわずらわせたくもない。ぜいたくを言わず、あるものでやりたい。
オンライン教育はだいぶ前から宣伝されていますし、「この機に日本にも拡充しよう」という評論家的な方々もたくさんいらっしゃいますが、個人的には、「現場をご存じないんだなあ」と思います。
「そもそも、先端ハイテク機器やネットがないと『教育』ってできないものか?それに頼る『教育』なんて、もろいのではないのか?昔は焼け野原で青空授業をしていたではないか」なんて、私は思ったりするのです。

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