小学校を卒業したばかりの4人を迎えての
中学英語準備講座、
昨日が3回目でした。
母音の組み合わせの色々なパターンを紹介して、
それからこんな練習(↓)。

英単語を音節で切って、カタカナで読みをふってみよー♪
というものです。
英単語にカタカナで読みをふるなんて邪道、
かもしれません。
私もはるか昔、そう教わった気がします。
しかし、現実
私たち「純ジャパ」の頭の中は、
どうしようもなく日本語でできています。
世界を
ひらがなとカタカナと漢字をベースに認識しています。
expressだったら「エクスプレス」、
nationだったら「ネイション」に置換するという、
ワンクッションを
ごく一瞬でも頭の中でやってから、
意味を把握したり文を読んだりしているはずです。
それ無しという芸当を、
まだ年端もゆかぬ子どもたちにやらせるのは
酷じゃないかと思うし、
結局読みが
ちんぷんかんぷん・何となくわかったふり・デタラメテキトー、
になる子が増えていると思うんです。
子どもたち、
熱心にやっていました。
苦戦もしていました。
t や r,l や s,c やらに
ai,ay や ou や ee,ea やを
組み合わせるというのは意外と大変なことなんですよ。
日本語の「母音」は、
ア、イ、ウ、エ、オ だけ
ということでこれまで10年以上生きてきたんですから。
treeとか、takeとか、holidayとか、
カタカナをふるのにちょっと苦心していました。
「トゥリィー」とか、
「テエイク」とか、
「ホリデエイ」とか。
よしよし。
来週は少し助け舟を出してあげようかな。
でも
このような語を読むのに苦しむのは、
中学生だけでなく、
高校生にも散見される現象です。
「way」という単語を、
「ワイ」と呼んでしまい、
「ウェイ」と読むのにすごく苦労するとか。
「もう直に英語の音で読んじまえばいいのよ」
「この単語はこう読むんだって教えて、慣れさせればいーのよ」
そういうことではないと思うんです。
(いつの間にか慣れて読めるようになる子も多いことは確かですけど。)
foodは「フード」と読めても、
troopは「トゥループ」と読めない。
そういう生徒、高校生でも見てきました。
だから、限られた時間ですが、
読みの練習、
しっかりやっておこうと思います!
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