こんな記事( ↓ )をネットで読みました。
家庭、会社、チームなどで、
「愚痴その他マイナスオーラを放つ人に遭遇したらどうすればいいか」
というような内容でした。
僕が感銘を受けたところを紹介しますと、
①愚痴は、企業やチームへの悪影響が無視できない、と。
それを実証した実験もあるそうです。
(以下引用)
ビジネスの世界において、何気ない愚痴が、組織全体に悪影響が与えるというデータがあります。
アメリカのIT企業を対象に、腐ったリンゴの実験と呼ばれる大規模な調査が行われました。これは、ビジネスチームの集団に、あえて「腐ったリンゴ」を演じてもらう人を送り込んだ場合、どのくらい生産性が落ちるのかを調べたものです。
具体的には、腐ったリンゴとして以下の3つのタイプが設定されました。
① 反対する人(攻撃的・反抗的)
② 怠ける人(サボり、ごまかし)
③ 周囲を暗くする人(愚痴る、嘆く)
この3タイプのどれかを演じてもらったわけですが、実際にチームの生産性を40%落としたタイプがあります。それはどのタイプだと思いますか?
(引用終わり)
結果は、
どのタイプの「腐ったリンゴ」も、
みごとにチームの生産性を40%落とした
そうです。
恐ろしや・・・
具体的には、
・攻撃的・反抗的な人が会議に一人いると、会議が終わるころには同調して攻撃的・反抗的になる人が何人かあらわれる
・怠ける人、愚痴る人も同様で、連られてサボる人や愚痴る人が出現
とか。
うーむ。
② 厄介なのは、「愚痴る人」には往々にして悪気がないこと。
一対一で話すと、悪い人じゃなかったりする。
本人には「愚痴っている」という自覚もなかったりする。
でも、
確実に悪影響を及ぼす。
その愚痴にまともに関わってしまうと、
あなたの生産性も確実に落ちる。
どう対処したらいいのか?!
③でもここからが希望で、
実験によると
ある特徴の人物がチームにいれば、
「腐ったリンゴ」を送り込んでもチームの生産性が落ちなかったそうです。
どんな人なんでしょう?!
それは、
「ニコニコ話を聴きながら、それでもブレずに目標に向かう人」
だったそうです。
なんとも地味な・・・。
でも、僕は「なるほど」と思いました。
勉強に苦戦する子たちの中には、ときに
ふてくされる子
不機嫌オーラを放つ子
もいます。
つい最近もそういうことがありました。
まあ、わからないからなわけですが、
でも、指導者は往々にこう思ってしまうのです。
「なんだその態度は?」
「甘ったれてるんじゃない!」
と。
「わからないなら素直に聴いたらどうだ?」
と。
で、こっちも連られるように不機嫌になってしまうのです。
そうすれば向こうの不機嫌な態度を制圧できるだろう、向こうもびびって素直になるだろうとか思うんでしょうね(傲慢ですよね、ごめんなさい。でも本音を書いています)。
そのときも僕は
「カチン」
ときました。
でも、すんでのところで
「わかんないからだよな・・・」
と思い直すことができました。
まあ、初めてのことではなかったし。
その後は
下出に出続けました。
ポジティブを保つように全力で努めました。
がんばって笑っていたかもしれません。
卑屈?そうではありませんよ。
帰るころにはその子は機嫌が直ったようで、
納得した感じで笑顔も見せました。
ふー。よかった・・・と、こんな次第だったわけです。
自分の中に渦巻く負の感情をコントロールするのは、
大人だって容易ではありません。
ましてや子どもなら。
僕も全然まだまだですが、
でも昔よりはよくなったと思います。
精進を続けたいと思います。
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