私はかつて中学・高校の社会科・地歴公民科の教員でした。
専門は世界史。
10年以上、それなりに知識も研鑽も積みましたが、学校をやめて塾講師に転職すると、それらは必要がなくなりました。
それでも、4年間お世話になった進学塾クローバーさんでは、大学受験生の世界史や日本史の授業も持たせていただき、それなりに張り合いがありました。ときどきは中学生にも高校受験前に社会の授業をさせていただいたり。
独立したころは、「もう社会を教えることもないのかなあ」と少し未練もあり、中3対象にオプション講座みたいな感じで社会の授業を行ったときもありました。
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塾講師となって7年、独立して3年。
今やっとその未練は、知らぬ間に、消えました。
塾講師の仕事のおかげで、英語が自分の武器、と言えるようになりました。
そこまでの時間はそれなりにかかりました。
『サピエンス全史』で有名なユヴァル・ノア・ハラリさんは
「(21世紀の世界では)絶えず学習して自己改造する力が必要だ」
「自分が最もよく知っているものの一部を捨て去ることを繰り返さざるをえず、未知のものにも平然と対応できなくてはならないだろう」
と書かれているそうです。
「自分が最もよく知っているものを捨て去る」・・・なかなか容易なことではないですよ。
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元社会教師が言うのもなんですが、
社会なんて暗記科目だ。塾で教わるようなものでもない。自分でがんばれ!!!
でも、うちの子たちどうしても英数以外が苦手な傾向が多いので、
授業を設ける、という形ではなく、なんか手を打たないとなあ、と思います。
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