僕は寄り添わないよ。自分から行動しなー。
「一問でもできたら持ってきなー」
「わからんかったらにらめっこしないで
訊きにきなー」
と言っているにもかかわらず、
出ました、
何十分も動かなくなる子たち。
眉間にしわを寄せながら
問題とにらめっこ。
なんかカリカリ書いて
なぜかすぐにきれいに全部消して
またにらめっこして
またなんか書いて
また消す。
消しカスがごそっと溜まるのが特徴。
悪いけど
頭の中なんも動いてないよね。
残念なことだけど
一生懸命やってるふり
だけよね。
無意識にかもしれないけど
時間つぶしだよね。
そんなことやっているうちに
時間が来て
はい、終わりまーす
きりーつ 気をつけー
ありがとうございましたー
さようなら
おしまい!
で済んできた経験が積み重なっているんだね。
間違いはそれだけでストレスなことだ。
辛いことだ。
それを大人あるいは同級生に
笑われたり
呆れられたり
イラつかれたり
はては叱られたり
そんな経験もたくさんしてきたんだろうね。
かわいそうなことだ。
かわいそうだけど、
そういうのだけは許さない。
お、〇〇、終わったね。
帰ってよし!
ほら、他の子どんどん帰っていくよー。
OK, 僕は9時でも10時でも待つよ?
今さっきから言ってるでしょう。
「アクションしないと
リアクションもないんだよー。
あ、アクションは『行動』って意味ね」
「間違ったって別にいいら?
なんでもいいから
持ってきなー」
って。
それとも
僕がキミの方に出向いていって
寄り添いながら
丁寧に教えてくれるとでも?
(答えを。)
なーに言ってんだか
中3にもなって。
彼らが
ばらばらと
間違いだらけの式を書いた答案用紙を持ってきたり
「わかんないです」
とか言ってきたのは、もう数分待ってからのことでした。
お迎えの保護者様方には
駐車場でお待たせをさせてしまい申し訳ありません。
間違ったこと書いちゃいけない
とでもいうような思い込み
小学生でも中学生でも
強固な子多いです。
ほぐしてあげたい。
