私が中1だったとき、英語につまづきかけました。
単語覚えろ!と言われてもまったく入ってこなかったのです。
これまで習ってきて、ちゃんと理解もしていた「ローマ字」(日本語のローマ字表記)とは、かけ離れた英単語の読み方。
曜日を覚えろ、テストする、と言われても、まっっったく覚えられませんでした。
月曜日は?火曜日は?サンデイ?マンデイ?
なんの取り付く島もないし。
そのスペルがまた、読みも書きも覚えにくいことこの上ない。
Thursday?Wednesday???
「無理ー!」という気持ちになったものです。
英語パッパラパーになりかけた私に激怒し、危機感を持ったのは母でした。
「英語はbe動詞か、それ以外の動詞!」「これはbe動詞でしょ!!」・・・
しばらく鬼教官と化してそれをぶっ叩き込みました。
それで、中2になる前くらいの頃に、やっと霧が晴れてきたような感じになったことを覚えています。
単語が大事、ということに異論はありません。
でも、「TOEICのためには大量の単語暗記を避けて通れない」と覚悟できる大人じゃないんです。
初めて英語を学ぶ子どもたちに、さあ単語覚えろ、根性で覚えろ!と迫るのは、
ハードルが高いというか、大事なことを見落としていると思うのです。
暗記は、ある程度英語の基礎(つまり文法です)がわかってきたぞ、というところまで持ってきてから、
「暗記も必要だ。一丁腰据えて覚えてやっか」
というふうに仕向けた方がいいと、今では思います。

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