都市部の塾のホームページやブログを見ていると、
こちら田舎との「教育」「受験」に対する温度の差にやはり驚かされます。
「受験」があり「競争」があることによって、
若者は鍛えられ、能力を高めることができると考えられています。
それは真実でしょう。
間違いもなく真実です。真理です。
でも・・・
「受験」だって、本当の実力がなくたってできちゃうこともあるんですよ。
私だって大学に入ったときに英語の実力なんてついていたのやら。
中学・高校の英語の授業、よくわからなかった記憶(もうぼんやりしていますけど)。
長文をなんとなく読めていたから点が取れていた。
洋楽が好きだったから英語自体は好き?ではあったが・・・。
should, could, wouldとか、実はよく分かっていなかった。
世界史で点がやたらと取れたから上智大学に入れた。
大学に入ったとたん、英語の知識はドカッと忘れた。
そんなものでしたよ(あくまでも私の場合ですが)。
受験といえどもパターン練習とかだけでなんとかなってしまう、
高校に入れてしまう、そんな場合もあるんです。
実際、多少偏差値上の高校生でも
「こんなのもわかってないのか!?」という実態の子をたくさん見てきました。
うちは、受験競争が熾烈ではない。
それなら、その分、変な試験の点取りを意識せずに
ガンガン本当に大事なところをやれる、かもしれない、そんな風にも最近思っています。
中学生はまだ素直だから!
今日も英語の補習。
中2、中3数名ずつ。
もうbe動詞から始まって、一般動詞・三人称単数現在・過去形・前置詞・形容詞・進行形・語順(5文型)・・・
そういった基礎を、ひたすら復習。
先週もやったっけな、というのを、繰り返し復習。
また間違ってる。話にならねえっ!!!
反射神経で出てこなきゃ!!!
と檄を飛ばし圧をかけつつ。
期末テストには「間に合わない」かもしれません。
それは本当に、申し訳ございません。
でも、三人称単数がちゃんとできない生徒が、
比較級最上級のテストで、多少いい点を取ったとしても、
それは「おかしい」と私は思います。
(※眠気ざましのために立ちながら問題に向かうN君)
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