他の塾さんや予備校さんは知りません。
私は、学校より先取りの授業をしていますが(それが生命線でもありますが)、
とにかく「基礎しかやらん」ということを肝に銘じています。
毎回の授業では一単元しか進みませんし、
「毎日英作文」でも基礎的なパターンしか毎回出していないし、
調べなければわからないような単語は極力使っていません。
(前置詞やI, my, meの復習は兼ねさせてもらってますが。)
それは何も、今うちにきている子たちのレベルに合わせて・・・というつもりでもありません。
教師というのはついあれもこれも教えたくなってしまうのです。
call A Bを教えたら、
「じゃあ『僕はあなたをヤスと呼びたい』って、どういう英文になるかな?」
とか「応用」をさせたくなってしまうし、
式の計算の問題があれば、「x+yをAと置き換える問題もついでだからやってみよう」
とかやりたくなってしまいます。
テストには出るから。
そういう意地悪な問題が、テストには出るから。
でも・・・
初めて学ぶ単元。そこで「う~ん(やっぱ、難しいや・・・)」てなってしまったら、
先取りの意味がなくなっちゃうと思うんです。
「たくさんのことを教えるな。大事なところだけ何度でも教えよ」
といった教育学者さんがいたそうです。
あれもこれも「教え」ると、大事なところがぼやけます。
我々も、「今日は、この一点だけは覚えて帰ってください」とか言ったりするじゃないですか。
応用問題は、いずれ自分の力で考えて解く、そのときの楽しみに取っておいた方がいいと思うんです。
それができれば、その子に「やった!」という感情が生まれるかもしれないですし。
Comments