1週間ほど前、こんな記事↓を見ました。
日本睡眠学会などの会長を務める
久留米大学学長の内村直尚氏によると、
「日本の中学生の睡眠時間(平均7時間22分)は、アメリカのそれよりも30分以上、ヨーロッパ諸国のそれよりも90分以上短い」
「もともと日本人一般に睡眠への意識が低い。夜遅くまでの塾での勉強や、ゲーム・ネットなどが原因。スマホ・タブレットでブルーライトを目に浴び続けているのは、良質な睡眠を遠ざけている」
「睡眠は、成長ホルモンの分泌→海馬の成長に関わる。海馬は記憶をつかさどる器官なので、本当に頭の良い子に育てたいなら、睡眠時間の方が大事」
「睡眠不足と発達障害の症状はよく似ているので、睡眠不足なのに発達障害と診断されてしまうことも多い」
などとのことです。
よく聞かれるような話ではありますが、
これ、
本当に大きな問題だと思います。
睡眠不足の元凶でもある塾屋が何を言うか、
と言われても文句は言えませんが、
(「塾が元凶」と言われるのも違和感はありますが、)
弊塾では
中学生は19:00~20:10としていて、
(高校生は20:20~21:30)
それより遅い時間になることはありません。
都会の塾の情報を見ると
10時まで、11時まで
というのはザラであるようで、
「うちの県では補導対象になるのは11時以降だから(11時までは大丈夫)」
などという意見が聞かれます。
夜9時台
ましてや10時台に中学生が授業を受けている。
というのが、
僕の肌感覚ではですが、理解できません。
(お前も大して変わらん、と言われれば返す言葉はありませんが。)
僕は中学校に勤務していたので、
今の中学生は学校生活だけでも
本当に忙しいと感じています。
ボケーっとヒマして、
何しよっかな~と、
かっこつけて言えば「模索」する時間も
子どもには必要だと思うのですが、
そんな時間は許さない、
と言わんばかりに感じます。
「甘い!うんと努力しなければ『上』になど行けん」
「子どもは『できちゃう』ものだ。大人が限界を設けてどうする」
「キレキレの猛者たちはみんなそれを通過してきたんだ」
と言われればそれまでで、
僕は尊重するのみですが。
でも一つだけ。
「一流」といえばすぐに名が挙がる、
いろいろなところの先生たちが
「努力」の権化として引き合いに出す、
かの大谷翔平選手は、
基本的に一日10時間、
最低でも8時間は寝ているそうですよ。
小学生のうちの娘並みだあ・・・。
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