小学算数は、簡単なんかじゃない。
- orangejuku
- 2024年5月7日
- 読了時間: 2分
小学生の算数。
決して簡単なんかじゃない。
ここでは何算を使うか。
この目盛りはいくつを指しているか。
0.1、0.01ってどういうことなのか。
全体を1として・・・ってどういうことなのか。
分数
単位量当たりの大きさ
割合
・・・
大人は忘れてしまいがちだけど、
けっこう、
大人でも苦戦する問題がたくさんあると思う。
計算で出た数字に「これは一体なにを意味してる?」と問うて
「まさのりさんの畑の1㎡あたりで採れたジャガイモの重さ」
という答えにこぎつけるのは、
容易なことではない。
勉強は抽象的な世界。
でも、それは
それ以前の段階で
豊かな「具体」にふれ、
問題に書かれているような事案に対し、
ちゃんとイメージを持てるようになってから
太刀打ちできる領域。
と、ある塾長が言っていた。
その根底の部分(「具体」)の蓄積のない子たちに、
「ドリルやらせればいいでしょう」とばかりに
問題を大量投与しても
「形だけ」
「あてずっぽう」
を生むだけ。
僕は小学生を教える経験は
まだまだ浅い。
もとは中学で、
その前は高校で教えていたから。
だからこそ
小学段階で算数に苦戦する子たちが
中学以降
数学でどんな状態になるか
透けて見える。
危機感しかない。
基礎は、決して簡単ではない
簡単じゃないから基礎なんだ。
ということを実感する。
心してかからなければ。

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