挑む奴は黙る。
- orangejuku
- 2024年5月10日
- 読了時間: 2分
昔々、母親に言われたことがあった。
「しゃべってると頭の中のことが口から抜けていく!」
だから、黙ってやれ!と。
小学生のときだけれど、
何年生のときか、
どういう場面だったか、
詳しいことは忘れた。
言葉自体も正確には覚えていない。
ぺちゃくちゃ喋ってると口から何が抜けていく、って言ってたんだっけ?
とにかく、
ぺちゃくちゃ喋ってるとちゃんと考えてできないから黙れ!
という趣旨だった。
「喋っている口から(何か)が抜けていく」
という言い方は印象に残っている。
いや、嘘です、最近ふと思い出した。
でも僕に染み込んではいるんだろうな。
異論はいろいろ考えられると思う。
「古い人だねえ(笑)。沈黙が金、みたいな?」
まあ、そうかもしれない(僕も「古い人」だ)。
「リラックスして喋っているときのほうが、アイデアとか降りてくるものだよ」
「勉強を苦行みたいにまじめに考えすぎ(笑)」
「コミュニケーションが大事だよ。教え合いはとても効果があるんだよ」
「勉強できる子って、『えーと、この左辺が・・・』とかブツブツ独り言いいながら勉強してたりするよ」
「エネルギッシュな子ってことじゃん?」
「ADHDの子もいるよ」
「おとなしく静かに座っててるけど頭の働いてない子、いっぱいいるよ」
・・・
どれもまあもっとも。
それでも、
これだけは確か(かな)ということが一つある。
それは、
真剣にやるモードになった人は、ぺちゃくちゃ(他人に対して)お喋りなんか絶対にしない
ということだ。
(念のためだけど、お喋りしてないから真剣にやっている、ということではない。)
♪挑む奴は黙る
逃げる奴は愚痴る
そんで大抵
逃げる言い訳ばかり探す♪
(by AK69)
ニコニコしながら(僕から見ると「ヘラヘラしながら」)他の子に気を取られてお喋りをしちゃう子、
「いい子」に見えるかもしれないけど、
悪いけど頭の中は空っぽだ。
という可能性が高い。
きっと、
学校の授業についていけなくなって、
それでも授業の時間がずーっと苦行だと切ないから、
前向きに過ごそうとして
身につけた習性なんだろう。
うん、うん。
時間はかかるかもしれないけど、
治していこう。
ちなみに、
僕は授業の場での「子どもの教え合い」の効き目は、
ほとんど信じていない。

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