中2英語では、接続詞の復習をしながら、教科書本文の和訳(並行して音読も!)をやってもらいました。
これが本当に「挑戦」という感じです・・・。
1ページ訳し終わった子たちが、次の1ページの、最初の一文がよくわからず撃沈!!
最初の一文はこうです。
"Curry and rice" is one blend of different food cultures.
意味は、
「『(日本風)カレーライス』は、異なる食文化の一つのブレンド(混合物)である。」
これ、ちゃんと説明できます?
(前のページで、インド由来のカレーがイギリスで形を変えて、さらに日本でもアレンジされて「(日本風)カレーライス」になった、と書いてあることをふまえての文ではありますが。)
子どもたちには、「ブレンド(混合物)」というのがまずよく分からず、
そうなると「混合物の違う食べ物になった」とか、「混合物の食べ物の文化である」とか、
生徒たち自身もよくわからない訳を作成。
「混ざったもの、ということだよ。いろいろな食文化が混ざりあったものである、ということさ!」
と補足を加えても、「食文化?(て何?)」と反応が返ってくる始末。
「食文化」・・・確かにそんな言葉、普通の中2は使わんでしょう。
ていうか、大人の皆さん、どれだけちゃんと「食文化」という言葉を説明できます?
これは、英語自体の勉強に加えて国語の授業が1時間必要ですね。
で、「食文化」という日本語の言葉になじみが無ければ、本文の「food culture」という英語を訳すこともできないし、どういう概念のものなのかも頭に浮かばないでしょう。
正直、日本の大半の中学2年生の使う語彙や世界観とはかなりかけ離れてるんだよなあ(多分)・・・。
それを「高める」のが、「教育」に求められていることなのかもしれませんが。
現実、中学生の大半は、何がなんだかよくわからないまま通過することになるのでしょう。
一部のハイスペックな生徒だけが何かを吸収・・・
う~ん、なんかもやもやする。
当塾でも、中学生向けに国語の講座を本腰入れて作るべきなのかなあ。
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