僕の小学生への指導歴は、
恥ずかしながら浅いです。
教員免許も
小学校教諭免許だけ唯一持っていません。
(中・高のものもたぶんもう失効していますが。)
でも、
中学生を教えているうちに
中学生がつまづいているのは
中学に来てからなのではなく、
小学校段階、
それもかなり早い段階で
つまづいていることが
(だから小学校の勉強が何が何でも大事だということが)
だんだん
はっきりと
わかってきました。
特に算数。
分数
小数
単位量あたりの大きさ
割合
速さ
そういったものが
小学生がよくつまづきがちな単元といわれています。
しかし、
最近気がついたのは
そういういかにも難しそうな単元もさることながら、
引き算・割り算
これを苦手とする子が多い
ということです。
筆算で引き算ができる
九九は覚えている
にもかかわらずです。
例えば
「27枚のカードを何枚かあげたので残りは13枚になりました。
何枚あげましたか?」
この問題に
27-□=13
という式まで書いて、
で、
悩んで手が止まってしまう高学年の子。
でもこれ、
わからないでいる子どもの
腑に落ちるような説明、
意外と難しいですよ?
あるいは、
「あなたは8枚カードを持っています。
弟は2枚持っています。
あなたは弟の何倍持っていますか」
これに「4倍」と答えることはできたとして、
「じゃあどんな式で?」と問うと、
「2×4=8」
と書き、
「8÷2=4」
というのが出てこない子。
(↑このパターン多いです。)
それでも答え出るからいいじゃないか、
と思うかもしれませんが、
そうなると数が大きくなると対応できません。
きっと
「引き算」「割り算」は
「足し算」「かけ算」とちがって、
人間の脳の作りだか
本能だかに反しているんだろうな、
とさえ思ったりします。
「引き算」「割り算」あなどるべからず。
丁寧な指導をしていきたいと思います。
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