保護者として、
河津町立東小学校の閉校式に出席してきました。
私が「第56代PTA会長」をさせていただいた学校です。
明治以来約130年の歴史とのこと。
私は卒業生ではありませんが、
2人の子どもを通わせた保護者として、
この小学校は大変気に入っていました。
まず、自然が豊か。
海に面した丘の上の学校には、
ちょっとした坂道をがんばって登らなければならず、
「学校坂道」という作者不詳の第二校歌があるほど。
今日代表児童の子が、
「足腰も鍛えられた」「低学年の子を気遣いながら登った」
と言っていましたが、
心肺も鍛えられただろうと思います。
それから、
少人数というのも気に入っていました。
「人数が少ないとクラス替えもないし、子どもたちもつまらない」
「人数が少ないと競争がないから、学力のレベルが下がる」
そういう意見はありますが、
「クラス替えがないし、つまらない」
と子どもたち本人が言っているのは、あまり聞いたことがありません。
そういう子もいたかもしれません。
でも、少なくとも、
子どもたちは皆そういう風潮だった、とは思いません。
それに、
「競争」
って、小学段階の勉強でそんなに必要なんでしょうか?
「競争」がないと子どもは賢くなれないんでしょうか?
中学以上、大人の世界ならそれはわかります。
でも、小学生の勉強その他の成長にとって必要なのは、
温かく愛のある環境ではないのかしら。
私自身、人数の多い団塊ジュニア世代で、
(確か)40人くらい×4クラス?
の小学校に通って、
「競争、切磋琢磨があって成長できた!」
「多様性があって刺激的だった!」
なんて思ったこともありません。
ただ、
クラスの隅でボケーっとしていただけです。
そういうわけで、
言っても仕方がないことであるのですが、
とても寂しく、残念です。
さあ、
前を向かなければ。
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