欧米に「塾」はないそうですね。
- orangejuku
- 2024年4月2日
- 読了時間: 2分
欧米には「塾」はないそうですね。
「塾」が存在するのは世界でも
日本や中国、韓国に限られているといいます。
だからもともと「塾」にあたる英語はないのですが、
最近は
cram school(cram=「詰め込み」!)
と呼ぶことが定着しているようです。
考えてみれば「塾」というのも
不思議な存在ですが、
よくも悪くも社会の需要があるので、
日本社会にこれだけ定着しているのでしょう。
ひるがえって欧米に関しては、
「受験競争がない」
「レポートやプレゼンが主。知識の詰め込み具合を一発で問う入試がない」
などと聞きます。
でも、
欧米の勉強に暗記やテストがない、
わけではなさそうです。
レポートを書くにしても知識がたくさんあることが前提な気がしますし。
「日本みたいに『勉強ができない=落ちこぼれ』ではなくて、『勉強に向いていない=職業訓練』という進路決定が早くから行われる」
という話も聞いたことがあります。
本で読んだこともあるし、
高校で留学していた人から聞いたこともあります。
大学を目指して勉強するよりも
他の道を選ぶといい、
ということのようですね。
ポジティブな考え方とは言えます。
勉強が好きでも得意でもないのに
無理に高校に行く必要はない、
というのは確かにその通りかもしれません。
一方で、
うがった見方をすれば、欧米の人たちのほうが
「諦めが早い」
とも言えるのかな。
欧米は日本よりも
階級制度の名残が強い、と聞いたこともあります。
(日本は戦後、幻想かもしれないが「平等」意識が強くなって今に至る、とも。)
だとすると、
勉強=エリート層のもの
であって、
そこから多くの人がさっさと諦め・脱落するから、
塾など必要ないのかも、
と僕は仮説を立てているのですが、どうなんでしょう?
ふっとそんなことを考えてみました。
日本式と欧米式
どちらがいい・悪いでもないと思いますが、
(たぶん、日本式の方が世界の中で特殊ということになりますね)
少なくとも義務教育の小中学校で、
勉強がわからないのは辛いことだし、
「苦手」と思っていても実は才能が眠っているかもしれないから、
僕は今日も
この小さな教室にくる子どもたちのためにがんばります!

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