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欧米に「塾」はないそうですね。

欧米には「塾」はないそうですね。



「塾」が存在するのは世界でも



日本や中国、韓国に限られているといいます。






だからもともと「塾」にあたる英語はないのですが、



最近は



cram school(cram=「詰め込み」!)



と呼ぶことが定着しているようです。







考えてみれば「塾」というのも



不思議な存在ですが、



よくも悪くも社会の需要があるので、



日本社会にこれだけ定着しているのでしょう。






ひるがえって欧米に関しては、



「受験競争がない」



「レポートやプレゼンが主。知識の詰め込み具合を一発で問う入試がない」



などと聞きます。




でも、



欧米の勉強に暗記やテストがない、



わけではなさそうです。



レポートを書くにしても知識がたくさんあることが前提な気がしますし。






「日本みたいに『勉強ができない=落ちこぼれ』ではなくて、『勉強に向いていない=職業訓練』という進路決定が早くから行われる」



という話も聞いたことがあります。



本で読んだこともあるし、



高校で留学していた人から聞いたこともあります。






大学を目指して勉強するよりも



他の道を選ぶといい



ということのようですね。





ポジティブな考え方とは言えます。



勉強が好きでも得意でもないのに



無理に高校に行く必要はない、



というのは確かにその通りかもしれません。






一方で、



うがった見方をすれば、欧米の人たちのほうが



「諦めが早い」



とも言えるのかな。





欧米は日本よりも



階級制度の名残が強い、と聞いたこともあります。



(日本は戦後、幻想かもしれないが「平等」意識が強くなって今に至る、とも。)





だとすると、



勉強=エリート層のもの



であって、



そこから多くの人がさっさと諦め・脱落するから、



塾など必要ないのかも、



と僕は仮説を立てているのですが、どうなんでしょう?







ふっとそんなことを考えてみました。






日本式と欧米式



どちらがいい・悪いでもないと思いますが、



(たぶん、日本式の方が世界の中で特殊ということになりますね)






少なくとも義務教育の小中学校で、



勉強がわからないのは辛いことだし、



「苦手」と思っていても実は才能が眠っているかもしれないから、




僕は今日も



この小さな教室にくる子どもたちのためにがんばります!



 
 
 

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