中2英語は、UNIT1まで一通り終わると、
そこで中1からの内容を総まとめするような形で
「文型」について少し勉強することになっています。
「5文型」とよく言われるやつです。
要は、「語順」について学ぶわけです。
英語において、「語順」は、
一番大事
といっていいくらい大事です。
単語だけ生半可に覚えていても、
語順の知識が滅茶苦茶だと
文が読めないし、書けません。
しかし、これを
SとかVとかOとか「補語」とか、
「第〇文型」とか、
そういう堅苦しく分かりにくい言葉で説明するのは
昔からどうも好きになれません。
「えー、英語の語順は、主語・動詞のあとに目的語をとりぃ・・・」
↓
私は
「英語の語順の鉄のルール、それは
『用件が先、説明が後』!」
と説明します。
(中2生以上は、すでに耳タコになっていると思います。)
「えー第4文系は、SVOOの語順でぇ・・・」
↓
私なら、
「えへん!
この手の動詞は、『ギブ・ミー・チョコレート型動詞』と呼ばれている。
昔日本は戦争に負けて米軍に占領されたって知ってるね?
そのときにね、
お腹を空かした日本の子どもたちは米兵を見ると群がって
『ギブ・ミー・チョコレート!ギブ・ミー・ガム!』
と言ったんだ。
意味は?
『私に(ミー)・チョコレートを・くれ(ギブ)』、だね?
誰誰に何かを教えるとか、買ってあげるとか、見せるとか、
そういう文は、みな同じように考えればいいんだ。
あ、
『ギブ・ミー・チョコレート型動詞』っていうのは、
僕が勝手にそう呼んでいるだけだけどね。てへ」
と説明します。
(ライブ感をうまく描写できていませんが。)
「むずかしいことをやさしく/ふかいことをおもしろく」
と言ったのは井上ひさしさんでしたっけ?
堅苦しいルールも、
理由や理屈を知れば「へー」となって面白いものです。
ユーモア・遊び心も乗せられたらなお良し。
できる限り毎回そうやって授業を楽しくやっていきたいな
と思います。
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