なかなか理解ができない子
同じことをすぐ忘れてしまう子
そういう子たちに対して
指導者っていうのは、
いらついてしまうものです。
おいおい。
「なんて非道なことを言う奴だ」
「それでも教師かよ」
と言われるかもしれませんね。
でも、
大人同士でもそうではありませんか。
人の本性として、
それはどうしてもあると思うんです。
その根本には
「自分の言う通りにならない苛立ち」
「自分のことが軽く見られていると感じ、プライドが傷つけられた」
みたいなエゴもあるでしょうし、
「相手がコソコソ取り繕おうとしているのを感じて不快感を感じた」
「なんで全力でやらないのか理解できない」
という気持ちもあるでしょう。
でも、子どもの側にとって、
特に勉強に苦戦する子にとっては、
そうやって浴びせかけられる怒りは、
理不尽
としか言いようのないことだと思うんです。
(100%とは言いません。
そのような怒りが有効な場合もたくさんあると思います。)
新しい先生のもとで
頑張ろうと思ったのに、キレられた・・・。
こっちだってよくわかんないのに・・・。
でも頑張ろうと思ったのに・・・。
よくわからないの全部俺のせいかよ・・・。
どうせバカですよ・・・。
そういう子は
怒られまいと
さらにコソコソ取り繕ったりするようになってしまいます。
悪循環です。
指導者はさらに腹を立て、
「なんで努力しようとしないんだ?気力がないのか?」
とか
「勉強から逃げようとしたって、どんどん自分が追い詰められていくだけなのに。
なんてバカなんだ」
とか思ったり言ったりします。
悪循環ですね。
・・・
えらっそうに評論家風なこと書いていますが、
そう思い至ったのは、
この1、2年かな。
恥ずかしながら。
この「正義の怒り」が
何も生み出さないことに
気づいたのは。
イラついて
毒々しいことを吐きそうになったら、
ふざけるようにするといいですよ。
僕はそうしています♪
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