かつて私は高校・中学の教員でした。
中学のクラス担任をしたこともあります。
実のところ、なかなかタフなクラス・学年でした。
前年に担任だった先生が
生徒たちからの嫌がらせ等に悩み、
やめてしまったとも聞きました。
そして、私もあまり有能な担任とは言えませんでした。
経験の少なさもあり、
・・・いや、全部言い訳ですね(苦笑)、
クラス運営のことでは同僚や主任の先生方などに大いに助けられました。
全く恥ずかしい思い出ですが、
神経すり減らしつつ、
めげずに真正面から頑張っていたつもりです。
そのためか、生徒からは「鉄人」というあだ名を頂戴しました。
そんな中で本当に本当にありがたかったのは、
保護者の方々の支えでした。
中には
日々の連絡や、PTAのお仕事で来校されるときに
励ましてくださる方もありました。
そういった方々のお名前は今も忘れません。
だから、
学校教員をやめたあと、
自分が息子の小学校のPTA会長という仕事を仰せつかったときも、
「先生方の応援団長」
を自任していました。
信任してあげた方が
パフォーマンスが上がると思うんです。
もちろん、
言うべきときに意見は率直に言うべきですが。
学校、
とりわけ今の日本の学校教育には
色々問題もあるのかもしれません。
私の知り合いにも、
「日本の学校だと個性が尊重されないよねー」
「フィンランドの学校だと、〇〇が〇〇〇なんだって。
YouTubeで見たけど、フィンランドの学校の校長が
日本にきて『なんだこれは』って驚いていたよ」
「学校なんか行かなくてもいい、
ってうちの子には言ってるよ(←実際行っていないらしい)。
しょっちゅう学校には文句言いに行ってるし笑」
などなどと主張する人がぼつぼついます。
元学校教員で、今も「先生」だから
というバイアスもあるのかもしれませんが、
(それを抜きに言っているつもりですが)
私はそういう意見を聞くとちょっと残念に思います。
現場は必死なんだって!
もし子どもが
「学校なんてくだらねえ」
と思うのなら、それは子どもの自由。
でも、親が先回りしてそういうことを吹き込むのは
どうかな?
と思います。
人をリスペクト(尊敬ではなく、尊重)しないということを
教えてしまっている気がするのです。
大体、理想の学校なんてどこにあるというのでしょう?
フィンランド?アメリカ?マレーシア?ドバイ?軽井沢?
子どもの勉強面でいえば、
「人がしようとしている話に興味を持つ」
という態度は、大いに損なわれると思います。
これが
勉強の基本でしょう!
塾に行かなくても
そんなにガンガン勉強している様子でなくても
成績がいい子たちっていますよね。
そういう子たちは
たぶん、
学校の授業をしっかり目で聴いて、
吸収している
それが
もう当たり前の習慣
というか姿勢
になっているんだと思うのです。
教師のはしくれとして、
ちょっと書きにくいことでしたが(汗)、
もちろん
私もあぐらをかかないように常に心していたいと思います、、、。
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