ここ2週間ほど、生徒たちが「自学」をする様子をたくさん見てきました。
テスト前の課題はもうさっさと終わらせる子が多くなってきました。
それで、
自分なりに紙とかノートとかにまとめて
用語や知識を覚えようとしている。
教科書を読んでいる。
んーいい風景だ!
そうやって自学の段階に入った子に
私は基本的には介入しませんが、
ときには、アドバイスをしてさしあげましょう!
何かの単元をマスターしようとするときには、
早めにその「全体図」みたいのを把握する
べきだと思います。
「全体図」を把握しようと努めながら、
読んでいくべきだと思います!
例えば、
いまテキトーに、日本の古代史の「流れ」のメモ
みたいなものを書いてみました(↓)。
豪族の連合政権から、天皇を中心とした中央集権体制へ。
このような流れに沿って、
「聖徳太子」も「大化の改新」も語られると思います。
その「流れ」「文脈」をつかめない状態で、
あるいはつかもうとしていない姿勢で、
起伏なく、
教科書のページの最初から
「朝鮮半島では、6世紀に百済や新羅が勢力を強め、大和政権は・・・」
といった文章を「勉強」していこうとしたら、
そりゃーー辛いと思います!
「ここに書いてあるのは、なんのこっちゃ??」
てなりますね。
歴史だと「流れ」ということになりますが、
(社会の先生は「ストーリー」などということも多いと思います)
地理も理科も英語も数学も、
この単元このページで
要するに何が大事なこと(原理、原則、意味、ルール)なのか、
それを早く把握しましょう!!
そうすれば、
あとの細かいところは「流れ」の中の要所要所に肉付けしていくような感じで、
割と与し易く覚えていくことができます。
「この応用問題も、要はこれを使うのか」
という対応ができます。
「流れ」を理解しないで細かい言葉を暗記しようとするのは、
「ルール」を理解しないで問題を解こうとするのは、
・・・そりゃーそりゃー辛いですね!!!
涙出てきました😢
ちなみに、情報量が多そうなときは、
文字通り「全体図」を、
さきに私が書いたように
自分で紙とかに書きながら理解していくことも
有効だと思います。
「見える化」です♪
で、
この「全体図」は、
たぶん、
自分で書いてみないと頭に入らないんですよー。
先生の板書やプリント、参考書には、
全体図を理解させようとする工夫がされてはいるのですが、
でも、
他人が書いた出来合いの「図」は、
どういうわけか、
目を滑ってしまって、頭に入らない!
そんな気がします。
まあ、以上は「私だったら・・・」というスタンスでのアドバイスでした。
参考にしてみてください。
さあ、今日も授業・自学、粛々とがんばりましょう!
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