弊塾の中学生の英語の授業では
毎回
一番最初に「英作文テスト」をします。
これは
それまでの1週間の間にやってもらった「毎日英作文」の文の中から
6~7文選んで、英作文してもらうもの。
すでにやった文を、
一言一句変えずに出題します。
意地悪に語句を変えたりなんかしません。
1週間、自分がやった作文を
見直しておけばいいだけです。
全問正解で合格。
間違ったり間に合わなかったりした子は、
授業終了後、直してもらう。
これを毎回やるようになってからは
単語テストも不規則動詞テストもやっていません。
数学は・・・毎回やるテストはありません。
あんまりあれもこれもやってもしんどいですからね。
昨日は
初見の問題文に直面したがごとくオロオロし、
結果も全然できていなかった中1の子たちに
ちょっと雷を落としちゃいました。
もう1か月やっているでしょーが。
わかりますよ、
のんびり屋さんなんだね。
まだ中学のリズムに慣れていない
部活とかで疲れている
それもわかるよ。
家で(それなりにしんどいだろうけれど)
毎日ちゃんとやっている、
それもわかっていますよ。
でもね、
「やって終わり!」
じゃダメなんだ。
「理解」したら、次は
それをパッと出せるようにしないと。
普段の小テストでそれをやらないで、
「本番」のテストでそれができるはずがないでしょう?
・・・・・
「暗記とか処理速度ばかり重視して、あーやだやだ笑。これだから従来型のテストはいやだねえ。子どもにストレスばかりかけちゃって。今の時代そういう力は求められていないんだよ?不確定なVUCA(※)の時代にはね、創造性とか思考力が求められているんだよ?だから日本の子どもたちは国際的な学力テストでも成績悪いんだよ笑笑」、
ですか?
まあそれはそれで否定はしませんが、
でも、
大方「技能」とよばれるものは、
最終的には
パッと出てこなければ使い物にならないのでは?
英語を会話で使うときに、
全部いちいち考えていたら間に合わないでしょう。
「練習」なしにそれが可能でしょうか。
なんかのフレーズを
パッと出てくるように
何回も繰り返し練習しないピアニストなんて
いるんでしょうか?
「好き」と「才能」だけでやれちゃうとでも?
んなわけないでしょう。
まあ、
(話が大きくなってしまいましたが)
現実、スピードも大事だから。
ていうか、
最終的にはスピードが大事だから。
のんびり屋さんも、
早く意識を変えて、
中学の勉強についていくようにがんばりましょう!
(※)
VUCA(ブーカ)・・・volatility(変動制)、uncertainty(不確実性)、complexity(複雑性)、ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったものだそーです。
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