2021年度の学習指導要領改訂後の
小中での英語教育を問題視する記事をいくつか見ました。
(現場の先生方の力量や教え方を問題視するものではありません。念のため。)
下の記事(↓)はひと月以上前のものですが、
●小学校での英語の教科化以降、小学生の英語嫌いの割合が増えた
●中3で英検3級相当の力をもつ中学生は増えている
●しかし中1の初期からついていけない子が増えて、二極化している
●中1の内容がとにかく難しくなった
などと述べています。
2月15日配信の下の記事(↓)は、
●小学段階で英語の成績が二極化し、英語嫌いになって中学に入る子が増えている
●中1の内容が文法も単語も多すぎる。その結果、英語への苦手意識や英語嫌いを増やしている
●文部科学省は英語で(!)授業を行うべきとしているが、それは危険すぎる
などという現場および研究者の声を伝えています。
両記事とも、
「中1の英語がとにかく難しい」
と訴えていますね。
残念ながら、改訂前から危惧していたとおりです。
諸情報をみていると、
そんな中学および小学英語の変化、さらに国際化や将来への不安などあいまって、
「早期英語」への熱が大変高まっているようです。
近くにいい塾や英会話教室がなければオンラインとか。
しかし、私はあえて言いたいです。
「英語は中学からで大丈夫です」
と。
中学入学後、文法を中心にしっかり一歩一歩、
理科や数学と同じように教科として勉強していけば。
将来東大、ハーバードに行かせたいならわかりませんが。
小学生や就学前から英会話教室に行って、
あいさつや会話のフレーズを少し楽しんで覚えたとして、それがどれだけ英語の「力」になるか、
は
こう言ってはなんですが、知れたものです。
それよりも、小学生までは母国語の力をつけることを大事にしてほしいです。
弊塾の中3たち、
今教科書巻末のスティーブ・ジョブズの有名な演説を和訳しています。
2人がついに訳し終わりました。
"If today were the last day of my life, would I want to do the things I am planning to do today?"
こんな文、数年前は高校生にならないとまず読めない文でしたね。
2人とも割と事も無げに、見事に訳してくれました。
(内心驚きました。)
うん、大丈夫ですよ。
ただ、
英語(アルファベット)の読みだけは、
中1の4月以降、なかなかまとめてやる時間がないかもしれません。
英語の読みがわからないまま突き進むのは、不安な気がします。
3月の新中1対象の「中学英語準備講座」では、
それだけ集中的にやります。
新中1の方で不安もしくは興味のある方、ぜひ来ていただきたいです!!
この町から一人でも英語嫌いをなくしたいです。

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