「成績が上がる」
に至るまでには2つのステップがあります。
①理解する
②練習して覚えて自分のものにする
成績に限らず、音楽やスポーツ、なんでもそうだと思います。
①、②両方とも大事であるわけですが、
指導者によって、または生徒の層によって、
どちらを重視するかという色が、塾や先生によってあると思います。
私は①寄りです。
もちろん、
最終的に②をやらなければ、成績は上がりません。
だから、時間にも制約があるし、
「四の五の言わないで覚えろ!
覚えればいいんだ。
理屈うんぬんよりも、『こういうもんだ』ということで覚えればいい。
先に答え見て解説読め。それを覚えればいい。
秒ですぐそのやり方ができるように練習あるのみ!」
そういう方針も理解できます。
しかし・・・
それに耐えられるのは、
①を通過した子、
一回しっかり理解して、勉強するモチベーションもあって、
もっと言うと、
「かったりーけど、暗記もやんなきゃいけないからやるかー!」
と覚悟も定まった子に限られると思うのです。
その覚悟ができているように見える子でも、
理屈抜きでひたすら丸暗記でというのは苦しいもので、
そのうち行き詰まったり、
土台がスカスカだから
進むにつれまったくわからなくなったり、
まったく応用が利かなかったり、
一回覚えてもその後すぐに忘れてしまったり、
となることも多いと思うのです。
これは経験からそう思うことです。
だから私は、理屈・理解重視です。
理屈がわかった方が楽しいに決まっているんです。
すぐに解法とか教えないようにしています。
勉強で下位に甘んじている子であればあるほど。
「僕が教えたら一瞬だけど、それじゃつまんない」
「僕が教えたら一瞬で済むけど、あんた覚えないでしょ?」
生徒によく言う言葉(↑)です。
もちろん
出す問題のレベルを考えなければいけないし、
その場その場で必要と思われる程度に
手助けをすることはありますが。
下手に「解説」で言葉を重ねると、
逆に生徒が混乱してしまう、
そんなことも多々あることで。
今日も
小学生から高校生まで、
頭から黒煙出して考えていました。
がんばれ!!
急がば回れ!!
頭のしわを増やせ!!
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