学校帰りの卒塾生に塾の下で出っくわしました。
3月に中学校を卒業したばかり。
最初の中間考査で英語97点、学年1位を取ったと教えてくれました。
1位!すごいことです。
「絶対そのまま頑張るんだよ!」と言って別れました。
誰よりもまじめにコツコツ頑張っていた姿を思い出します。
本当のことをいうと、もしかすると、志望していた高校ではなかったかもしれない。
いや、私の勘繰りかもしれませんが。
でも、あえて言いますが、大事なのはどの高校に入るかじゃない。
そりゃ、目指す高校や大学があって、それに向けて全力で頑張ること、それはとてもとても大事なことです。
頑張る姿に立ち会えることこそが、私たち塾講師の生きがいです。
でも―高校入試自体は、賀茂地区ではすでに定員を割っているわけです。
大事なのは、高校に入った後、どれだけ頑張るかの方じゃないですか。
高校に入ってからの方が勉強はうんと大変で、進学校に行ってから下位に沈む子も、進学校じゃない高校で頑張る子も私は見てきました。
そのあとには大学入試や、社会での競争が控えていて、地方出身のハンデを抱えながら、いかにこの変化の激しい厳しい世の中で生き残るか、頭を使い、そして行動していかないといけないわけです。
結果がどの高校だったとしても、うんと鍛えて高校に送り込んでやりたい。
粘り強く努力する力とか、本質をつかむ力とか、自学の力とかを叩き込んで送り出してやりたい。
そんな風に改めて思いました。
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