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(英)会話のほうが、難しい。

orangejuku

ちょっと前のものですが、



2024年12月27日付東京新聞の「人生相談」という欄に、



こんな記事(☟)が載っていました。






「英語が好きで専門学校にも通ったのに、聞く・話す(特にリスニング)が全然うまくできない。自分の努力が無駄だったと思いたくない・・・」



という30代女性の相談に対し、



精神科医などとして有名な和田秀樹氏が答えています。




「自分もアメリカに3年留学し、週300ページもの医学論文を読むなど厳しい勉強をしたが、リスニングは最後まで困難だった」


「英語の堪能な知人も、英語での思考速度は、日本語でのそれの3分の1に落ちると言っている」


「英語の聞く・話すは、『できて当たり前』ではない」


「経験的に言えば、リスニング力や発音が上手いかどうかより、話の内容が面白いかどうかの方がはるかに相手も乗ってきてくれる」


「話の中身やレパートリーを磨いた方が、コミュニケーションがうまくいくのではないだろうか」



そんな内容です。





非英語ネイティブの私たちを大いに励ましてくれる内容ですね!










この内容に、一つだけ僕が付け加えるとすると・・・




「読むことはできないけど、(住んでたから)会話程度ならできるよ」



という人が、ままいます。



僕の知っている人にもいました。






会話なら簡単、



ということになりますね。






学校で習うような難しい文法なんて、



会話では使わんよー(笑)、



みたいな。





英会話なんてもっとシンプルで、



ノリ(度胸)重視でいけばいいのよー✨



みたいな。









僕は、留学の経験もありませんが、



それって本当かな?と思うんです。






例えば



ちょっとYouTubeを漁ると、



If you had told me, like, when I was 20 or 30 that, I would actually still be acting, still active, at 80, on a show like this, I would have said, "You're out of mind!"

(もし私が20か30のときに、あなたは80になってもまだ俳優やってて、まだ元気で、こんな番組に出てるよなんて言われたら、「あなた頭おかしいわ」と言ったと思うわ。)



What is fun is like when you get to hang out someone that you've been such good friends with, it all just comes back.

(こういう素敵な友達どうしでいられる人と遊ぶと、昔に帰れるから楽しいんだよね。)



なんて会話文がザクザク出てきます。



もちろん、学者たちの会話ではありません。








・・・なんて難しい文法ばかりなのでしょう!




過去完了(大過去)



未来進行形



仮定法過去完了



関係副詞



would



・・・








考えてみればそれも当然で、



会話の方が



即興で



その場で考えをまとめたり修正したりしながら



微妙な


内容や気持ちを伝えなければならないのです。









いつもスパッと、竹を割ったような話ができる人ばかりではありません。





「・・・かもしれないけど、ワンチャンそうじゃない可能性も捨てきれない、かな~」



なんて言葉が交わされるのが「会話」です。





いやはや、



会話、難しいでしょう?!







ちなみに



僕も毎日リスニングの練習をしていますが、



ニュースキャスターの話す英語は、かなり聴きとれます。



ほぼ内容がわかることも多いです。





意外と聴きとりやすいのが歌の歌詞。



これもセリフみたいなものだからでしょうか。





映画やテレビ番組となるとだいぶ苦しくなり、



若者たちが喋り合うYouTubeや、ファミリー系YouTubeとなると



ほぼお手上げ



です(💦)。









長くなりました。



まとめます。







悲しいかな、



僕ら多数の日本人にとっては、



「家の中でも日常的に英語でしゃべっている」



「小学校から10年間海外に在住」



なんていうケースででもないかぎり



リスニング



はなかなか難しいものだと思います。



もちろん努力する価値はありますが。






週に1日、1時間の英会話教室で



「ペラペラ」



になるかどうか、疑問です。



「英語にふれるのはいいことだ」「英語が好きになってほしい」というのは、否定しません。

僕の娘も「え〇ごであそぼ」とか大好きでしたし。







そんな僕らは、



ないものねだりをするよりも、



文法を中心に「教科」としてしっかり勉強していくことのほうが



英語をマスターする早道になるんじゃないかと、



僕は考えます。




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