今日は中学校の中間テスト。かなり久しぶりの定期テストです。
学習指導要領の改訂、なかんづく英語の難化にともない、だいぶ対策を重ねてきましたが・・・どうでしょうか。
特に中1英語。
beと一般動詞(とcan)がさらっと同時に登場したUnit 1。
「あなたはテニスファンですか」は「Are you a tennis fan?」
「あなたはテニスが好きですか」は「Do you like tennis?」
この違いを理解し、マスターすることがどれだけ難しいか、もう大人になった人にはわからないかもしれません。
1か月ちょっと前までは小学生だった田舎の子どもたち。
果たしてどれだけの子がこれを理解できたか。
平均点はどれくらいになるのだろうか。
ふと、かつて教育課程審議会の会長だった三浦朱門氏(故人)が、インタビューで言い放った有名な言葉を思い出しました。
「できん者はできんままで結構。(中略)限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」
「(国の)労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。(中略)それが”ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」
2001年の発言らしいので、ちょうど20年前の発言ということになりますね。
いまさらな話かもしれませんが、義務教育が「ふるい落とし」のために行われる現実は、ますますあからさまに、容赦なく進行しているのでしょうか。
そんな簡単にふるい落とさせてたまるか、と思います。

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