ある反省
以前、塾保護者の方で、
「もう、うちの子ほんとに勉強しなくてー」といつも怒っておられる方がいらっしゃいました。
「高校くらい行ってほしいんだけどー」とも。
勉強は・・・できませんでした。
そもそもあまり来ない。
家では嫌がって反抗しているとか。
塾では、反抗はしないけれどやる気を感じるとは言い難く、
無意味な時間を費やし続け、
結局やめていきました。
親御さんがいつも「うちの子勉強しない」と怒ったり(?)嘆いたり(?)するのを聞きながら、いつももやもやしていました。
今さらですが、
「まあ、まあ、まあ。
あんまり責めるのもかわいそうですよ。
ここまで勉強が辛いなら、別の道とかも考えましょうよ。
〇高校出れば地元でなんか職はあるでしょ、ていう時代でもないですし」
とか言えばよかったかな、と思います。
同時にまた、思います。
塾に来てくれている間は、
もっと楽しい時間になるようにしてあげればよかったな、と。
家でもうるさく言われ、塾でも怒られ。
ダメだし・注意ばかり言われて嫌だっただろうな。
中学の数学が正負の計算から全然できないなら、
うんとさかのぼって小学校の算数の、
生きる上でこれはどう考えても大切でしょ、
というのだけでも繰り返し練習したり、
その理屈を考える対話を楽しんだり、
そんな時間にしてあげればよかったなあ・・・と。
そう、楽しい時間にしてあげられなかったのが悔やまれます。
小学生の授業をしていて、
ふっとそんなことを思い出しました。
