コの字型
昔ある中学校に勤めていたとき、教室の座席配置を「コの字型」にすべし、ということになりました。
「アクティブ・ラーニング」絡みのアイデアで、
教育学の大家のなんとか教授が提唱しているとか。
それを研修で何年もかけて学んできたとか。
「学び合い」?「共同的な学び」?を促進するものであるとかなんとかかんとか。
新年度・新学期から校内一斉に「コの字型」座席配置になりました。
私も戸惑いましたが・・・やがて、意外と悪くないかも、と思うようになりました。
生徒との距離が近くなった気がして、
なんか楽しいかも、と思いました。
ただ、やはり常に「コの字型」にしているのは難しかったのか、
「朝の会や帰りの会のときは前向き(←従来型の座席配置)にして、授業の時は『コの字型』にする」
「授業の時も、必要なときは前向きにさせてよい」
とかいうことになって、面倒くさいといえば面倒くさかったかな。
その後数年も経たずに「コの字型」は廃止になったと聞きました。
うちの塾で座席の配置を「コの字型」っぽくしているのは、その時の名残りというか、
そのときのアイデアを拝借しているものです。
別に深い教育的洞察に基づくものでもなんでもなくて、
単に、
普通の塾となんか違っておもしろいかも、
というだけの考えですが♪
特に塾の教室って、なーんか殺風景になりがちなので。
