塾の分際
塾業界には、「成績が伸びるのは3割」というジンクスがある(あった?)そうです。
わかるような気もします。
週1日あるいは2日、1時間とか1時間半、教室に座って、それだけで成績が伸びるなんてことは幻想だってことが。
勉強を日々続ける習慣も意志もなく、復習もしない子が、週1回の授業だけで成績向上するなんて、土台無理な話です。
多分、もともと勉強の意欲があった素直な(3割の)子がさらに勉強するようになって、成績が上がっていたというからくりでしょう。
「塾に行かされてたけど、まー(苦笑)」
「友達と遊びに行ってたような感じかなー」
そんな大人の方々の回想、事欠かないんじゃないでしょうか。
昭和・平成の昔は、子どももいっぱいいたから、それで商売が成り立っていたのでしょう。
でも、このご時世の超零細個人塾では、そんなひと昔前の常識を守っていたら破滅するだけです。
私も、(塾に通ったことはありませんが)
塾は、週1日とか2日、集まってくる中学生に授業をしてあげればお役目を果たせる、
と思っていました。
LINEを使って毎日課題を出す、なんてことをやることになるとは夢にも思いませんでした。
中学生やご家庭にも違和感のある方はいらっしゃるでしょう。
でも、これは譲れません。
毎日授業、なんてことは言いません(都市部ではもう珍しくないようですが。)
塾の分際を守って、ご家庭や本人の負担感が少なくて済む線を探りながら、できることは
最大限します。
うちに来るならみんなに成績を伸ばしてほしいから。そういう方針なので。
