純度
- orangejuku
- 2024年10月16日
- 読了時間: 2分
説教は苦手だ。
まずしない。
とてつもなく口が下手だからだ。
いつまで経っても上手くならなかった。
それでも「やらなければ」と思って、説教して、失敗をくりかえしてきた。
反抗的な生徒や、サボる生徒があらわれたときだけではない。
なかなかマスターしない生徒
言っても言ってもこちらのいうことを覚えてくれない生徒
そんな子ら相手にも、
「なんか言ってやらなきゃ」
という気にさせられてしまうのだ。
僕ら教師は。
気をつけなければならない。
じゅんじゅんと理を説こうとしたり、
世の中に出てから困るぞという内容のことを説いたり、
論破しようとしたり。
追放的なことをほのめかしたり。
理を説く?
意に反して、
話が長くなればなるほど説教の威力は失われていった。
将来?世の中?
教師といえば「世間知らず」は通り相場だ。
ましてや将来の世の中の何がわかるというのか。
子どもたちにとっては知ったこっちゃない話だ。
論破?追放?
最悪だ。
口の上手いやつなんていっぱいいる。
バトルを始めたら、人格攻撃の言葉など口をついてポロポロでてくる。
脅しで相手を屈服させようとしているのだから、
相手だって必死に(楽しく)なる。
今は
「脅し」「世の中・将来のこと」「理屈」
一切言わないように心がけている。
(それでもついそれらしいことを言ってしまうこともあるかもしれない。)
ここではそれをやるな。
そのメッセージを、高純度で相手に伝えることだけだ。
なかなか覚えられない子には、
説教めいたことは何も言わない。
理屈なんか要らないでしょ。
「よくないこと」だって、相手だってわかっているんだから。
子どもには「素直さ」があるんだから。
あ、これは僕個人のスタンスです。
弊塾のような少人数の学習塾と違って、例えば大人数を統制しなければならない学校現場はまた違うと思います。

朝6時すぎ、稲取岬の風景♪
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