一番嫌な近未来図。
(不快なテーマで申し訳ありません。)
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20××年
超格差社会に加えて
AIが人間の仕事の大半を代替するようになったため、
多くの人はもはや仕事がない。
生きていけないと暴動が起こるため、
支配層によって
BI(ベーシック・インカム)
つまり全国民に対して政府が、最低限の生活を送るために無条件でお金が支給される制度ですね、
が多くの国で導入される。
また、
楽しみがないとやはり不満がたまるため、
インターネット(というかスマートフォン)を使った娯楽やサービスはますます栄え、
一日遊んで暮らせるようになる。
まさに「パンとサーカス」。
食べるものは
工場で作られた肉とか野菜とか主食がメイン。
結構おいしくできていて、腹も満たせる。
ただ、健康によいかどうかは・・・保障の限りではない。
そのような一般庶民と隔絶したところに、
実業家、政治家、芸能人などの超お金持ちがいて、
彼らは「氷見のブリ」とか「イタリア直送の生ハム」とかを食べている。
もちろん健康にも環境にもよい上等なもの。
ヨガやジム通いも欠かさない。
彼らは向上心をもってバリバリ事業を拡大し、
庶民にとってのインフルエンサーでもある。
彼らのゴシップとかが、
ときに戦争になり、
庶民を虫けらのように動員する・・・。
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いかがでしょうか。
結構現実味のある話だと思っているのですが・・・。
実際「BI」導入は多くの人が主張しています。
もう政財官は実はそういう方向で合意ができていそうじゃありませんか?
いつだったか、そんな話を軽~く生徒たちにしたら、
「あ、それ(BIもらって遊んで暮らせること)いいじゃん」
という反応があった気がするなぁ・・・。
僕が、
政府や人々が、
どうすればいいのか、僕にはわかりません。
「支配層の方に行く」ために死ぬほど努力する、
というのも一つの解でしょうね。
でもあいにく僕は「そっちの世界」への鍵を持っていません。
やっぱり、
目標もなく、流されて、使われて、動員されて、人を傷つけて、虫けらのように・・・
という生き方は嫌だと僕は、思うんです。
矛盾に満ちた世の中で
「そっちの世界」に行けなかったとしても、
目をギラギラさせて
おつむをちゃんと動かして
自分のやりたいことを見つけて
しぶとく生きてほしいと、
子どもたちには願うんです。
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