根くらべ
- orangejuku
- 2024年5月15日
- 読了時間: 2分
矢沢永吉さんは言いました。
「義務教育、ポイントだけ押さえて。あとはフアッフアッとしてればいい。あんまり吸収しないで。ポイントがぼやけるから・・・。」
(※矢沢永吉『成り上がり』1980)
教育学者のホワイトヘッドという人も言ったそうです。
「多くのことを教えるな。しかし教えるべきことは徹底して教えよ」
ものさしの目盛りを14.9cmと読めない?
「単位量当たり」の考え方がわからない?
割合が中途半端?
放置していいはずがありません。
最低限「ここをわかれ」というところ
それを分からすために僕は
大事なところに絞った問題を作ります。
プリントを作ります。
色々な問題・ドリルを見ても
「肝心なところ」が
あまりにあっさりとしてしまっていたり
それよりも難しい問題がすぐに始まってしまうから。
大人たちが「当たり前」と思っている
階段一段を
上がるのに苦労している。
その階段をもっと
細かくしてあげる感じ。
それでも
「苦手」「逃げ」の心理が染みついている子は、
頭を抱える。
途方に暮れる。
今思ったけど、
「苦手」と「逃げ」って、
同根の言葉なのかなあ。
なんとかかんとかやらせ切るけど、
まーわかってはいないかな。
正直、
「頭働かさんかい!」
とか
「うぅ、この子には『単位量』は無理なのかなあ・・・」
とかという考えが僕の頭をかすめたりする。
でも、
う~ん・・・おしまい!先行こ!
にしたら僕の失敗。
そこは、
次回もやってもらう。
次々回も繰り返してもらう。
それだけです。
もう、
子どもとの根競べ。
でも、
それが子どもを見捨てないってことでしょ?
希望を持つってことでしょ?
(追記)
こういうことができるのは、中学生以上になると、時間的に難しいことも事実です。

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