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アイデンティティー。

日曜日



とある場にて、大人のための「おはなし会」というのがあり



妻といっしょに聴きに行った。





主に年配の女性の方々約10人がそれぞれに



宮沢賢治や小川未明、昔話などを



「おはなし」していた。





語り?



ストーリーテリング?





落語のように暗記して語るものらしい。



お客の前で一人で。





すごいことだ。





皆さんそれぞれにお上手で、のんびりした、気持ちのいいひとときをすごした。








職業柄



お話やおしゃべりを伴うパフォーマンスを見ると、



自分の授業と比べたり、授業に生かせるヒントがあるか、とかいつも考えたりするが、




しかしまあ、約20年教師をやってきたが、



僕は自分の喋りが上手いと思ったことはただの一度もない。






教師の世界には、もちろん話の上手い人がたくさんいて、



(自分の上手さを武器として自覚している人も多かった)



僕は羨ましく思ったり真似ようとしたりしてきた。





即興で投下する話が上手くて感心させられる人もいた。



そういう人は、



毎回話すことを細かく考えないで教室に入るという。




最初の雑談や観察で場の空気を瞬時につかみ、



場に合った内容を話していくという。



教師たる者それができなければダメだという。





雑談をいくらでも(長くでも短くでも)話せる人もいた。



腹筋崩壊するくらい笑わせて生徒の脳みそを空っぽにすると



授業内容がスコーンと入るんだという。





立て板に水ですらすら喋れる人もいれば、



訥々とした話し方が聞き手を引きつけるような人もいた。




色々な人を研究しては真似られないかと思ったものだ。



しかし・・・








何年か前、



僕は勢い込んで外部向けに「説明会」なんてのをやったりした。




ありがたいことに外部から来てくださったお母様方もいて、



そこで弊塾の魅力を語ってバシッと決めなければいけないところで、




僕は大コケした(笑)。





まーひどいスピーチをかましてしまったのだ。



何やってんだか💦




おかげでその「説明会」からの入塾はゼロだったばかりか、



しばらく中学部は人数的に低迷するはめになった。




自分の説明の大コケのせいだと確信している。








「僕は喋るのが苦手だ」



もう認めざるを得なくなった。



一丁前、いや、人並み以上になりたかったが、



いかんともしがたい。



自分のアイデンティティーとして認めるしかない。




そう思えたときから、



僕は再出発できた気がする。





さて、今週もがんばろう♪


奥に見えるのは、伊豆七島のひとつ、利島(としま)。

 
 
 

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